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August 06, 2017

広島原爆忌 被爆二世世代が見た原爆とこれから

8時15分17秒が近づいてきます。

僕が住む関東地方は、静かな暑い朝を迎えようとしています。
薄曇りながら、いつもの年のように、蝉がにぎやかに鳴く夏らしい一日になりそうです。

朝食をとり、こまごまとした用事をすませ、生活の糧を得るために働く準備をすることは、いつもの朝と何ら変わりありません。

72年前のこの日のこの時間に、広島で過ごしていた人たちも、たぶん多くの人が僕と似たような時間を過ごしていたのでしょう。

その人たちが、8:15分を境に、どのような時間をたどることになったのか。

多くの資料を目にし、その現実に直面した多くの方から生々しい体験をうかがってきましたが、その全てを知りえることはできないにしても、いかに凄惨な現実がそこにあったのか知ることができるように思います。

NBC・長崎放送の記者として活躍された伊藤明彦さんは
ご自身の被爆体験を通して、
1971年より、全国を訪ね歩いて
ヒロシマ、ナガサキの被爆者の方284人の証言を、
音声ファイルに収めていらっしゃいます

被爆者の声 ヒロシマ・ナガサキ 私たちは忘れない
※クリックすると、音声ファイルを納めたホームページに
ジャンプします。ぜひ一度ご高覧ください

僕が生まれる23年前に、戦争は既に終わっていて、原爆のことも歴史として扱われるようになりつつありました。

僕自身、テレビを見たり、出始めのテレビゲームで遊びながら育った世代ですので、今のお子さんと近い感覚の中で育ったのではないかと思っています。

ただ今と唯一違っていたのは、すでに歴史のこととして扱われ始めていた戦争や原爆について、身をもって経験した方が周囲にたくさんいたことではないでしょうか。

当時は子供でしたから、怒りの入り混じる戦争の事実を伝える声を、ただ恐ろしい事実としてしか捉えることができませんでした。

また、長崎出身の両親を持つ、私と同じ年齢の世代の人が、被爆二世と言われて、いわれのない差別を受ける姿も目にすることがありました。

社会に対してなんの影響力も持たない若かった私たちは、あらがいこそするものの、理不尽に苦しんだことは、今でも忘れることができません。

ですが、今思い起こしてみると、多くの方に共通していたのは、戦争はいつの時代も自分の身の回りに存在する脅威だということです。そして、一人ひとりが自分の生活に関わる問題として捉えなければいけない問題だということではないか、ということです。

その声が年を追うごとに強くなり、今では、国家や世代を超えて、そのような悲劇を繰り返さないことを願う声が多く聞かれるようになった気がします。

残念ですが、その声は、当たり前のこととしてこの世界に浸透するまでには至っていません。

当たり前のことが当たり前でなかった今までの世界を変えるための
勇気をぜひ持ってください。

そのことが、そう遠くない未来に実現するように、今朝は静かに祈りたいと思います。

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