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January 09, 2017

日本酒と林檎(りんご)のスイートグラタン

朝一から取材の連続で、最後は飲食店様の取材で池袋へ。

まるで、水族館のマグロのようにぐるぐると回遊する一日。
これから原稿になるので書けないが、英気を養って事務所へ帰投。
午後10時というと、出版やメディア関係者は普通に仕事をしていることも珍しくない。
たまさか居合わせた若い衆も同様。

ふふ。僕もこんな頃があったなあ、と元気をもらったりする。

とはいえ、若い頃の無理ながんばりは必ずツケが来ることを知っている。
それに、よほど才能と体力に恵まれた人でも無い限り、疲労困憊の中でいい作品は生まれない。
ほどほどのところで見切りをつけるようにアドバイスするが、年長者の言うことに耳を貸さないのも若い証拠。(人のことは言えないが)

こんな時は、心がなごむまかないを作って置いておくのが、最近の私の務めのような気もする。

とはいえ、買い出しにも行ってないし、残りの食材もない。(わざわざおおがかりなものを作りたいと思わないほど疲れておる。)
そもそも、重たいものを食べたいほど、彼らも腹を空かせてはいないようなので、おやつ程度のものをと考える。

「はてさて、何がつくれるかのう」

使えそうなのは、サンプルでもらったクリームパン。これをアレンジしてしまおうか。

1・残っていた紅玉(りんご)をむいて、湯気が立つ程度に鍋で温めた少量の日本酒で煮る。

2・リンゴが煮上がったら、取り出して、小さなグラタン皿に。

3・クリームパンのクリームだけを取り出して、リンゴを煮た日本酒に加えてよくかき混ぜ、弱火で煮詰める。

4・パンは軽くオーブントースターで焼き、包丁で薄くスライス。

5・日本酒で煮たリンゴの上に、薄くスライスしたパン、煮詰めたカスタードクリームをかけ、オーブントースターで焼き色をつける。

こうやってみると不思議だが、日本酒と果実はよく合う。リンゴの香りと甘みを引き立てつつ、ほのかな日本酒の芳香が残る。

「風邪の時に、作ってもらいたい」という一人の若者の言葉に、若い衆一同しみじみ。
そういう僕も、昔、子供の頃、おふくろに、りんごをすりおろしたものを作ってもらったことを思い出す。

うう、考えてみれば、その頃のおふくろより年上になったんだなあ。

斬新なスイーツを作ったつもりだったが、行く道来る道ってことかしら。

とはいえ、いつもより冷え込む東京の夜にいただくと、やさしい味がするのは間違いないのかも。

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