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December 2012

December 09, 2012

40年の時を越えて蘇る 旧東ドイツ(ドイツ民主共和国)版画展覧会のお知らせ

7月に三鷹で公開したDDR(旧東ドイツ)の版画展
好評につき、再度、都内で公開します。

永田町から改代町へ 発掘された場と美術

それは奇しくも同時(2009年)に起きていた発見そしてハプニング
改代町の、とあるアーティストの古いダンスアトリエの一部が粉々に砕け、幕が下りた頃、永田町の古い劇場のあるビルの地下より、40年以上も前に旧東ドイツから届いていた、本当の平和を強く求め、問い続ける力を持った版画作品20枚が大きな木の箱ごと発見された。
このことは一見、何の繋がりもないように思われたが、小さなきっかけがザクザクと音を立てて集まり重なりあい溶けあい、三年が経過した現在、奇跡的な邂逅を迎え、公開の時を待つまでに至った。
一度壊れた場は再生し、
長い間、封印されていた美術は、その呪いから解放され、息を吹き返した。
限られた貴重な時間内でお会いできるのをアーカイブ一同、心より、お待ちしております。

●展示会場

東京都新宿区改代町33 東京メトロ有楽町線江戸川橋駅徒歩7分(入場無料)
TEL 090-6534-4443(中川)

展示時間 13時~18時(18時以降、シンポジウム等のイベント不定期予定)

1960年代末期から、1970年代初めに制作され、当時の日本社会党(現・社会民主党)に送られた作品群。当時、日・東独は国交がなく、この時代に制作された作品が日本で保存されていたことは、とても希有なことと言えます。

当時、激化が進み、世界に問題を投げかけていたベトナム戦争を描いた作品群は、極めて客観的に「戦争のむごさ」と、長引く戦争に苦しむベトナムの市民を克明にとらえています。

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社民党所蔵 旧DDR(ドイツ民主共和国)寄贈版画その3 ゲルハルト・ボンツィン(Gerhard Bonzin)画 シリーズ「ヴェトナム」1/3(爆撃機に反抗する五つのこぶし) 木版画

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社民党所蔵旧DDR(ドイツ民主共和国)寄贈版画(寄贈年1968~9?、
旧日本社会党に寄贈)その1 シリーズ「ヴェトナム」1/1(二人のヴェトナム人)木版画。ゲルハルト・ボンツィン(1930~?)画


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社民党所蔵旧DDR(ドイツ民主共和国)寄贈版画その2 シリーズ
「ヴェトナム」1/2(爆撃機におびえるヴェトナム人母子)木版画。ゲルハルト・ボンツィン(1930~?)画

かつての戦争の記憶が風化する中、私たちの国ニッポンは、少しずつ危うい進路を取っているように思えてなりません。

40年の時間を経て蘇ったこれらの作品群に触れ、戦争のむごさ、そして、この国が取ろうとしている進路について考えてほしいと思います。

●展示会場

東京都新宿区改代町33 東京メトロ有楽町線江戸川橋駅徒歩7分(入場無料)
TEL 090-6534-4443(中川)

展示時間 13時~18時(18時以降、シンポジウム等のイベント不定期予定)

主催 旧東ドイツ版画アーカイブス
中川龍也 佐野友美 渡邉亮介 松沢直樹

強力 万城目純 赤石園子 やまねさなえ クラフトハウスばく ぎゃらりーharu

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