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June 2012

June 24, 2012

6月22日 首相官邸前 原発再稼働反対デモ

一部の民放でも報道されていましたが、22日の夕刻に行われた首相官邸前のデモを取材してきました。

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言うまでもなく、首相官邸は警備の厳しい場所です。

不測の事態に備えて、一番近い国会議事堂前駅からではなく、東京メトロ南北線溜池山王駅の南側から地上に出て、首相官邸前に向かって北へ歩くルートを取りました。

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東京メトロ南北線溜池山王駅の南側から地上に出て、首相官邸前に向かって北へ歩き、首相官邸前の交差点にたどり着くと、既に警視庁の警察官が相当数出ていて、厳戒態勢。

交差点の向こうでは、原発再稼働反対を唱えるデモ参加者と、在特会の方たちを、警視庁の警官隊が割る形になっていました。

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交差点を渡って、在特会の方たちにインタビューを試みたものの、警視庁の警官隊に阻まれて近づくことが困難な状態。

現場に入っていた他のフリージャーナリストの方に電話で尋ねると、原発再稼働反対派の中から逮捕者が出たそうで、警官隊が間を割る膠着状態が続いていました。

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結局、在特会の方へのインタビューは中断し、原発再稼働反対派の方を取材することに。

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原発再稼働反対派の方たちは、いわゆる活動家や政治団体の方だけでなく、半数がお勤め帰りに参加された市民の方でした。

18時過ぎの時点で、首相官邸前の交差点はごった返していましたが、東へ300メートルほど移動した国会議事堂前駅は、まだ人がさほどいない状態。

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18時過ぎ時点での国会議事堂前駅付近

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18時を過ぎた頃から、首相官邸前は人がさらに増え、めいめいが手作りしたプラカードを掲げて、再稼働反対のシュプレヒコールを揚げていました。

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18時30分ごろ。首相官邸前の交差点にて。福島ナンバーの車だったので、自家用車を改造して、デモに参加されたようです。

首相官邸前から内閣府のコースを回りながら、拡声器で、原発事故についての意見を主張していました。

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19時近くなると、国会議事堂前駅も人がどんどん増え、歩道も往来が難しくなりました。

歩道の半分がデモ参加者のスペースに充てられていて、地下鉄への乗り降りも支障はありませんでしたが、デモ参加者が次々に増えて、簡単には歩道を往来できないような状態に。

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テレビ朝日の報道ステーションが取材に入った後、デモ参加者はさらに増え、首相官邸前から国会議事堂をつなぐ東西の道路の片側車線に人があふれる状態になりました。

下の写真は国会議事堂前駅の様子。(上にアップした18時ごろの国会議事堂前駅の写真と比べると、人の多さが分かると思います。)

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今回のデモ参加者を見ていると、いわゆる活動家や政治団体の方よりも、一般の市民が圧倒的に多い状態でした。年齢も、お子さんから年配の方まで様々。

写真は、ビラを配る中学生のお子さん。保護者の方とデモに参加されたそうですが、手製のビラを道行く人に熱心に配っていたのが印象的でした。(保護者の方の同意を得て写真を掲載しています)

 

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June 19, 2012

旧東ドイツの絵画からベトナム戦争を振り返る

懇意にしていただいている方から、倉庫から旧東ドイツの絵画作品が出てきたというお話を聞いた。
無理をお願いして、作品を観せていただくことに。一路東京へ。
(作品が所蔵されている場所は、現時点では公開できませんがご了承ください)

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社会主義国家だった東ドイツらしい作品。1968年制作
当時の東ドイツ画壇は、人物がが高く評価されたらしい。

この時代のソビエト連邦の作品と対比してみると、ソビエト連邦で描かれた作品は、あきらかにプロパガンダ色が前面に出ているのに対し、東ドイツの作品は、作家の制作意図に任されたと思われる作品が多い。

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少女をモチーフに描いた作品(銅版画)
ドイツ人らしい面立ちと、独特の構図が素晴らしい

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妊婦をモデルにした作品(リトグラフ)
独特のタッチの中に、平和を感じることのできる作品

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当時の東ドイツの美大教授だった方の作品らしい。誰をモチーフにしたかは不明。

旧ソビエトに比べると、プロパガンダ色が薄いのが東ドイツ絵画のカラーとはいえ、やはり社会主義思想が見える作品も。

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1965?年の作品
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工場労働者をモチーフにした作品

個人的にもっとも心を打たれたのは、当時激化していたベトナム戦争に抗議した作品だ。

ドイツでは珍しい木版画の作品で、アジア人の特徴をよくとらえていて、かつ、アメリカのベトナム空爆について、声高に主張していない。

戦争のむごさや、市民が犠牲になる理不尽な現実を精緻にとらえていると感じた。
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決して声高に意見を主張してはいないが、市民の視点で見た戦争のむごさを、作品の中に強く刻んでいるように思う。

この作品が制作された時から、40年が過ぎた。ベトナム国内でも、ベトナム戦争のことを知る人も、少しずつ減っているという。

しかしながら、この世界のどこかで、今日も戦争は続いていて、30万人の子供が兵士として最前線に送られている。

私たちの国は、高度経済成長期後の経済的な繁栄を勝ち取った後から、戦争の記憶が風化がしたと言われる。

時代はめぐって、不穏な空気が立ち込め始めているようだ、
かつてこれらの作品を描いた作家が発信する声に、耳を傾けなければならないと思うのは、私だけだろうか。

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今日発売のSPA!さんにコメントさせていただいています

今日発売の週刊SPA!6/26号「ジャンル別・勝ち組 負け組の新基準25選」で、
松沢がコメントさせていただいています。
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