鉄と小麦の値上がりはどう動く
新日本製鉄とJFEスチールの発表によると、ブラジルの資源大手ヴァーレが、07年に比べて、鉄鉱石を65パーセント値上げすることで交渉が決着したらしいです。
僕のブログにしては、ずいぶん小難しい話がいきなりでてきたんで、「???」な人も多いと思うんだけど、なんかさあ、単純に考えても、生活がますます大変になりそうなのが、目に見えるよね。
当たり前の話だけど、鉄が値上がりすると、鉄を使ってる工業製品も値上がりするわけです。
特に、単価が高くて、消費によって経済効果が高くなる「車」とか「家」とか、製造コストが高くなるわけだから、買い控えが進んでしまう可能性がある。
てことは、せっかく良くなったた景気(といっても回ってるところにしか金が回ってないんだが)が後退してしまう可能性が高くなる気がしないでもない。
バブルが崩壊した後、土地価格が下落して底を打ったことや、既存の建築物の耐用年数が近づいて、都市を再開発する必要が出てきたおかげで、建築が盛んになる傾向があったんだよね。
で、これがスロウダウンすると、あちこちに影響が波及するような気がするんだけど、どうなんだろ? 地方都市なんか、ほんとに深刻な状態になるんじゃないだろうか。
車なんかに至っては、ただでさえガソリンが高騰している上に、車の本体まで値上がりするわけですね。
自家用車なんかは、まだいいと思うんだけど、業務用の運送車両の購入・維持コストにも影響してくるから、物品の流通にも影響が出てくる。
都市部は、地方から、農産物を運んでもらって生活しているわけだけど、運送コストがさらに上乗せされて、食品の値段がさらに上がる可能性がある。ぼくたちの生活に欠かせなくなった宅配便なんかもそうですね。
ヤフオクとかのネットオークションとか、ネット販売をよく利用する人も、少なからず影響を受けるわけです。
まさに「エンゲル係数うなぎのぼり」、なんてことになりかねないのカモ。1ヶ月のお給料のうち、食費のパーセンテージが80パーセント以上(つまり残りのお金は家賃・当然家計は赤字)なんてことになっても不思議じゃない
食品の値上がりといえば、小麦を使った食品の値段が上がってるのに、気づいた人もいるんじゃないかな?
日本は、先進国の中でも食糧の自給率が異様なくらいに低いので、米以外の農産物のほとんどを輸入しているんですな。
たとえば、ブームがすっかり定着した「うどん」も、ごく一部を除いて、原料の小麦は、オーストラリアから輸入しています。
困ったことに、オーストラリアの小麦が不作。
さらに追い討ちをかけるように、日本まで小麦を運ぶタンカーの燃料になる石油が値上がりしているおかげで、パン・うどん・スパゲッティ・ラーメンなんかが、値上げせざるを得ないというわけです。
個人的な生活の視点から見ても、実に困った話なんですが、ごくごく日常の生活の中で必要になる資源や食料が値上がりを始めると、経済的な混乱が起きて、果ては紛争に発展したりする可能性もあります。
湾岸戦争の時でもさほど値上がりしなかった金やプラチナの値段が上がっていることを見ると、少なくともちょっとした混乱が起きていることは、容易に理解できます。
政府内の「埋蔵金」探しが盛んなことも、その現れです。
かつて日本が巻き込まれた戦争も、石油の輸出ストップが引き金になったことはよく知られています。
もっとも、今回の小麦製品の値上がりや鉄鉱石の値上がりは、中国オリンピックやアメリカ経済の影響が強いはずなんで、大それた話にはならないでしょう。
とはいえ、いつ何時、社会的な問題から、個人が経済的に苦しい状態に立たされる可能性が出ても不思議ではない時代になったという見方もできるかもしれませんね。
ちなみに、あたくしのような、仕事のない物書きなんぞは、社会情勢がまずくなれば、真っ先に干上がるのが目に見えています。
したがいまして、平時から常々、その昔、身につけた食料の調達技術を見直しております。
いざとなったら、多摩川でたんぽぽや野蒜(知ってる?)をつんで、ブラックバスでも釣って生き延びようと思います。
マジメな話、水さえ調達できて、雨風しのげれば、3ヶ月くらいは楽に食料を調達して生活できます。冬場はちょっとキツイでしょうけど。
伊達に、「肝油」と「チクロ」と「赤色3号」と「鯨の竜田揚げ」で育っていません。
欲しがりません 書くまでは
さて、松沢二等兵 本日も、日の出とともに精進するであります。










