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September 2007

September 23, 2007

映画「犯人に告ぐ」の試写会に参加してきました

10月27日に公開になる映画作品「犯人に告ぐ」のプレミアム試写を鑑賞してきました。


小説家 雫井脩介氏原作ミステリの映像化作品ですが、ずっと楽しみにしてました。なにせ、おそろしくクオリティの高い原作の映像化作品ですからね。


どこのあたりがクオリティが高いかって言うと、いくつもの伏線が存在する中で、「見えない犯人」を追い詰めていくという、ミステリ小説の王道とも言えるストーリーを本流にすえていることがまず1つ。そして、もう1つは、警察内部の対立から起こる捜査妨害や、様々な人間模様を見事に描ききったところでしょうか。
実際、双葉社から刊行された原作は‘04に刊行された文芸作品の中でも、圧倒的な読者の支持を得ています。(05年の本屋大賞ノミネート作品にもなりましたね)

圧倒的な作品は、何度も読みたくなるのが本好きの性。
何度も原作を読み込むと、自分の中で物語世界が出来上がってしまうもの。既に自分の中で出来上がった世界を超える映像が見られるかどうか、一抹の不安を感じながら試写に参加させていただいたのですが……いやいやいや、心配無用でした。原作のエッセンスを力強く映像化した見事な作品でした。

ストーリーの本流であるミステリはもちろん、この作品のもう一つの魅力になっている、警察内部の人間模様や対立を、一つの絵として絡ませながら、見事に描ききっていましたね。

まずは、ネタバレにならない程度にストーリーの概略を。

神奈川県警の警視・巻島史彦(豊川悦司)は、神奈川県西部にある足柄署で、現場を指揮する毎日を送っていた。部下たちは巻島に尊敬の念を抱いていたが、巻島が6年前に担当した「ある事件」の責任を取る形で、足柄署に左遷されたことを知る者はいなかった。

ある日、神奈川県警本部から呼び出された巻島は、県警本部長に昇進したかつての上司「曽根要介(石橋凌)」と再会するが、心中は穏やかではなかった。
曽根こそ、6年前に巻島が足柄署に左遷されるきっかけとなった「ある事件」の最高責任者だったからだ。

6年前、巻島は、曽根の元で神奈川県と東京都の県境を挟んだ幼児誘拐事件の現場指揮に携わっていた。

首都警察として自負する警視庁と、その隣接県警察である神奈川県警は、伝統的に協力関係が結びにくい傾向がある。案の定、合同捜査本部の設立は足並みが揃わなかったが、巻島の尽力で利害関係の調整がつき、神奈川県警と警視庁の合同捜査本部が発足した。甲斐あって捜査は進展を見せ、事件は解決するかに見えた。

だが、捜査実績と面子を意識しすぎるあまり、曽根をはじめとした神奈川県警上層部は、警視庁との合同捜査を打ち切り、神奈川県警単独で捜査を進行する決定を出す。

その決定が、人質の幼児殺害だけでなく、犯人を取り逃がすという、取り返しのつかない最悪の結果を生んでしまうが、曽根は非情にも、一方的に巻島へ責任を押し付けたのだった。

それから6年。事件は世間の中で風化をはじめていたが、巻島は、決して人質の両親の悲痛な叫びを忘れることはなかった。

そんな痛みを人知れず抱える巻島に、曽根は川崎で発生した連続児童誘拐殺害事件の特別管理官として、捜査の陣頭指揮を取るように命じた。期せずして6年前の事件は、新たな方向へつながっていくことになる。

BADMANを名乗り、次々と児童を誘拐しては殺害を繰り返す犯人。大量の捜査員を投入して半年以上の捜査が続けられていたが、捜査本部は容疑者の手がかりすらつかめない状態が続いていた。

足柄署で部下となった定年間近の刑事「津田良仁巡査長(笹野高史)」を連れ、特別管理官として赴任した巻島は、深夜のニュース番組「ニュースナイトアイズ」に出演し、BADMANに対して挑発的な呼びかけを行う。

劇場型捜査という批判を浴びながらも、BADMANからのコンタクトを得ることに成功する巻島。

だが、初期から捜査に参加している捜査員たちは、急展開を勝ち得た巻島に、醒めた態度を隠し切れなかった。捜査本部の内部分裂が起きかねない状態の中、今度はあからさまな妨害が巻島を襲う。

巻島の暴走に上司の面子を潰された植草壮一郎警視(小澤征悦)が、ニュースアイズと対立する番組のニュースキャスター「杉村未央子(片岡礼子)」に、情報提供をちらつかせたのだった。巻島は一転して、マスコミから猛烈な批判を受けることになる。

バッシングは新たな動きを見せた。今度はニュースアイズと対立する番組の中で、6年前、巻島が捜査ミスの責任を負って単独で記者会見に臨んだ映像が報道されてしまったのだ。その結果、ついに巻島は、社会からもバッシングを浴びるようになってしまう。
BADMANとの唯一のコンタクト手段であった、ニュースアイズに出演することがかなわなくなってしまい、
絶対絶命に陥る巻島。

だが、新たに入手した犯行声明から、BADMANの居所を特定し、逮捕に至る方法をつかんだ巻島は、単身ニュースアイズのスタジオへ向かい、強引に番組への出演を果たす。
番組中で、BADMANを特定する捜査方法を公開する巻島。
キャスターたちは、捜査方法を公開する大胆不敵な巻島の態度に、驚きを隠しきれなかった。
だが、その堂々とした態度は、全く手がかりすら得られなかった状態から、日本中を震撼させた幼児連続誘拐事件の犯人を、絶対に逃げられない位置に追い詰めた、巻島と捜査員たち、そして日本中の警察官たちの勝利宣言でもあった。

巻島の鬼気迫る表情に、キャスターたちは言葉を失い、固唾を呑む。
そして巻島は、日本中の視線を一身に浴びながら、カメラに向けて言い放った。

「犯人に告ぐ。お前はもう逃げられない。今夜は震えて眠れ」


この作品の魅力を一言で言うと、「ミステリとしての完成度の高さ」と「人物像の濃さ」ですが、警察内部の対立をミステリの伏線として、ある場面では人間ドラマとして、見事に描ききっていることも大きな魅力の一つでしょう。

原作と設定が少々違う部分もあるのですが、それが全く気にならないほど、見事な構築がされている映像だと思いました。

作品のサブテーマの一つとして、警視庁と神奈川県警の対立が描かれていますが、そもそも警察法の原則の関係で、県境を越えた捜査が難しいという、現状があります。
その問題から端を発して複雑な様相を見せている、首都を警備する警察としての自負を持つ警視庁と、神奈川県警の対立を人間模様に託した表現は圧巻。

また、エンターテイメントとして見事に昇華されていますが、姿が見えない殺人犯を生み出してしまった現代社会の歪み。そして、家族や地域社会とのつながりが希薄になりがちな私たちの生活の根底にある暗部を、鋭くえぐっていることも映像の見所でしょうね。

そして何より、俳優さんの演技がすごい。主演の豊川悦司さんはもちろん、石橋凌さん演じる神奈川県警本部長の「曽根要介」、キャリア警察官「植草壮一郎」を演じる小澤征悦さん。
そして、ストーリーの要所要所で意外な鍵を投げる足柄署から捜査本部に配属された刑事「津田良仁巡査長」を演じる笹野高史さん。

全部上げればキリがありませんのでやめますが、珠玉の演技を見せる俳優さんたちによって、
原作の世界が「物語」ではなく、生きている人間の息吹が感じられる世界に昇華しているように感じました。

原作、映像作品どちらから鑑賞してもいいのでしょうけど、ぜひ両作品を鑑賞してほしいですね。

映画「犯人に告ぐ」


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September 15, 2007

スパイス使い 松沢

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写真は業者さんから渡されたスパイスのサンプル。

以前、このブログで書いたスマトラカレーをメニューにしたいというお店からお話をいただいたので、メニュー開発をすることに。 はたして仕事になるのやら。

スマトラカレーというのは、インドネシアの西にある「スマトラ島」で食べられているカレー。20種類以上のスパイスを弱火で炒めるため、全体的に黒っぽい色をしているのが特徴。

東京・神保町の共栄堂さんが有名ですね。

インドネシア料理というと、なんだか馴染みがないような気もしますが、スマトラカレーは、昔、家庭で食べてた「ライスカレー」の風味がします。昭和の味っす。

それもそのはず、第二次世界大戦中、インドネシアに進駐していた日本人兵士がスマトラカレーの作り方を覚えて帰国して、日本中の家庭に普及したのが、いわゆる「ライスカレー」

カレーってインド料理じゃないの? そういう声が聞こえてきそうですが、そう思うのもごもっとも。
実は、日本のカレーは、2種類あるんです。

旧日本海軍が常務員の食事として、当時イギリスの植民地だったインドカレーを採用したのが、日本にカレーが伝わった始まり。

海軍主計兵調理術教科書という本に、当時の作り方が記録されていますが、やはりインド料理というよりは、欧風料理といった趣が強い感じがします。古くからの洋食屋さんは、この影響を受けているみたいですね。

旧日本海軍の拠点基地だった神奈川県横須賀市や福井県敦賀市などでは、多くのご家庭でも同様の風味を残したカレーが作られているようです。

(たしか、横須賀市には商品化された海軍カレーなんてのがあったっけか。現役の海上自衛隊員の方が言うには、長期航海中は、曜日の感覚を麻痺させないために、毎週金曜日にカレーを食べる習慣があるんだとか。旧海軍時代からの名残らしい)

昭和3年に開設された東京・銀座の資生堂パーラー創業当時メニューに「カリーライス」の名前が挙がっていることをみると、当時既にカレーが普及していたことがうかがえます。
ただし、地方都市の家庭では頻繁に作られる雰囲気ではなかった模様。

やはり、カレーが日本中の家庭に普及したのは、出征した日本人兵士によってスマトラカレーが伝えられた後のようです。

余談ですが、昭和7年の読売新聞の特集「味覚の秋」で掲載されたコラムに、「イギリス経由で渡ってきた日本のカレーは、本場のインドカレーよりも味が劣るといった」記事があります。

寄稿者は、ラス・ビハリ・ボース。歴史の教科書でも有名な人物ですが、ボースは、イギリスの植民地だったインドの独立運動のトップでした。

ボースは、インド独立運動を起こした後、イギリス政府から逮捕懸賞金をかけられ、日本に亡命します。
その後、現在の新宿・中村屋に身を寄せるのですが、本場のインドカレーを中村屋に伝えて、店の隆盛を支えました。現在でも、中村屋ではその味を楽しむことができます。

読売新聞の件の記事ですが、当時アジアを植民地にしていたイギリス政府と敵対する日本政府の政治宣伝をうまく利用して、ボースが、お世話になった中村屋のカレーを宣伝することを買って出たのでしょう。いずれにせよ、歴史を感じる話ですね。

話が迂回しましたが、スマトラカレーのほうへ。
本来、約30種類のスパイスを調合してカレーパウダーを作るのですが、コストが見合って、なおかつ、お店で出す際に調理がさほど難しすぎず、独特の風味と旨みを引き出すスパイスの調合は至難の業。

香水の調香師のように、個々のエッセンスを大切にしながら、複数のスパイスを調合し、一つのものにまとめる力が要求されそうです。
とりあえず、本来は30種類くらい使うスパイスを10種類前後に絞って、最高のポテンシャルを引き出すレシピを考えないといけないのですが、締め切りに間に合うかどうか。 しばらく頭の中がカレーだらけになりそうです。

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September 10, 2007

24時間映画祭@代官山

24時間映画祭のファイナルで、代官山にお邪魔してきました。

24時間映画祭というのは、まる一日映画を上映するイベントではなくて、なんと、映画を24時間で作ってしまおうというイベント。
しかも複数チームが参加して、製作の状況がリアルタイムに見られる上に、一般観客の投票でグランプリを決定。

本日ファイナル。シークレットゲストを迎えて、五時から始まるパーティ形式の上映会でグランプリが決定。

■くわしくはこちら
http://24eiga.com/

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受賞式の様子です。
あらかじめ、無作為に与えられた3つのキーワードを入れて、24時間以内に3分~7分の映像作品を作るという、作り手にとっては非常に厳しい条件の揃った映画祭でしたが、力作揃いでした。

参加チームは以下の通り。

人生送りバント        (クルー10名)
佐賀サメ☆パニック     (クルー6名)
SkyTheaterPROJECT    (クルー6名)
ユートピア           (クルー10名)
イボタノキ           (クルー3名)
APRIL            (クルー6名)
ミュータントX         (クルー8名)
テンガロン          (クルー3名)
Y-4             (クルー5名)
the northern facility    (クルー5名)
nacosuke           (クルー2名)
Big Happy to U+α      (クルー5名)
ギクシャクした関係の4人 (クルー4名)

どのチームと作品がグランプリを受賞されたかは、ここでは伏せます。公式サイトをご覧くださいまし。

http://24eiga.com/

この24時間映画祭は、あらかじめ無作為に指定されたキーワードを3つ入れた上でシナリオを書き、24時間以内に3分から7分の映像に収めなければいけないというのが、ルールの骨子。

正直言って、相応の経験のあるプロの方でも、かなり厳しい製作環境だと思います。

与えられたキーワードを3つ盛り込むということは、映像の物語世界を生み出すことに、制約がかけられるということです。

その制約のある中で、観衆をひきつける物語世界を構築するというのは至難の業です。
加えて、撮影環境にも制限があるわけですから、映像化が可能で、なおかつ昇華したシナリオを構築する力が問われることになります。

エントリー作品を全て拝見させていただきましたが、全ての作品で、そのあたりに苦戦していたのが、うかがえるような気がしました。

グランプリは、観客の投票によって決まるシステムだったのですが、個人的には、チームnacosukeの作品「ハレノヒ」が、撮影環境の制約が多い中、完成度の高い物語世界を構築しているように思いました。

作品の詳細はここでは触れませんが、「雨男」「ガイドマップ」「秘密基地」という3つのキーワードをテーマに、カメラが女優さん一人を追う手法でストーリーが展開していく作品です。

カメラワークにも一定の工夫が見られますし、カメラが女優さん一人を追うという手法が、ごくごく普通の日常の中に現れた特別な出来事を、見事に表現しているように思いました。

残念なのは、女優さんの台詞に物語世界を表現させることを、ほとんど任せてしまっているので、作品が表現しようとしている物語世界について、観衆が理解する努力を強いられる可能性があるということでしょうか。

残念ながら、全ての観衆は、製作者や出演者が「どのような物語世界を伝えたいのか」ということを理解しようと意識しながら、作品を鑑賞してくれるわけではありません。
脚本のト書きは、映像中では1秒にも満たない時間で経過してしまうこともあります。

そういった台詞の中に、物語世界を理解するための鍵が握らされていると、観衆は作品が伝えたいことを全く理解できないまま、エンドロールを見なければいけなくなる可能性が出てきます。

映像作品は、言葉で表現できないことを一瞬で理解させられる表現手法を武器にできるわけですから、鍵になるシーンに、それらの映像を織り交ぜると、さらに素晴らしい作品になったのではないか、と思います。

極端な話、この作品は、全く音声の無い映像になっても、観衆の胸に残る物語世界を表現できる力強さを持っていると思います。
シナリオのト書きを全て伏せてみて、観衆に伝えたい世界を表現する上で不足しているものや、削らなければいけないことを推敲してみるとよかったのではないでしょうか。

とはいえ、監督と女優さん二人だけという厳しい製作環境の中で、これだけの物語世界を構築して映像化したのは見事だと思います。ぜひ次回の製作は、さらに昇華した物語を生み出して映像化してください。期待しています。

他のチームの作品も、映像自体はまとまっているものの、残念ながらストーリーに破綻が発生してしまっていたり、後半のストーリー展開の勢いが失速してしまっていて、作品自体の面白味がこぼれてしまっているケースが多かったように思います。

与えられたキーワードを「核」にして、強固な物語を構築できればベストなのでしょうが、必ずしも前面に押し出さずに、強固な物語を構築することもできるのではないかと思います。

シナリオの時点でそれらのことを意識して、物語を練って、より強固な映像作品を生み出してください。みなさん、素晴らしい才能と製作能力をお持ちですので、さらに素晴らしい作品を呈示してくださると思います。素晴らしい作品が生まれてくることをお祈りしています。

冗長になりましたが、グランプリおよび各賞受賞のチームのみなさまにおかれましては、まことにおめでとうございました。みなさまの今後のご活躍をお祈りしております。

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September 07, 2007

台風どうでした?

ようやく南関東地方や東海地方はお天気が落ち着いてきましたが、昨晩の台風は激しかったですね。みなさん、どうでした?

北関東地方や北陸・東北地方にお住まいの方は、今ちょうど台風が向かっているさなかのはずなんで、こういう話題を書くのも恐縮なんですけど。いやはや昨日は参りました。

幾度か、このブログでも書かせていただいていますが、どういうわけかお天気が崩れると急激に眠くなったり激しい頭痛が起きたりするタチでして、ただでさえきっついコンディションの中、関東から東海地方へ移動しなければならないスケジュールの真っ只中におりました。

ちょうど台風が関東地方に向かってきているさなかに、台風に向かって移動する形になったので、いきなり体調はへろへろになるわ、道路や交通機関の乱れに翻弄されるわで、ほとほと参りました。なんとか無事、移動を終えて、取材の仕事に取り掛かっています。

台風が過ぎ去るとともに、体調も落ち着いてほっとしていますが、その落差の激しいこと。
まるで何事もなかったかのように、体調が元に戻るのには驚きました。ほんと自然の力ってすごいです。
そうそう、話が脱線しましたが、これから台風が近づく北陸・東北・北海道にお住まいの方は、じゅうぶん注意なさってくださいね。

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September 04, 2007

揚子江イルカ

以前から話には聞いていたのだが、揚子江イルカが「激減」から絶滅の危機に瀕しているらしい。
80年代のはじめまでは、400頭以上が確認されていたが、ここ数年に至っては、全く目撃されていなかったそうだ。急激な工業化にともなう揚子江の環境の悪化が原因だと言われる。

件の「揚子江イルカ」とは、中国の揚子江だけにすむ珍しいイルカ。

目が小さく、口がとがっていて、全体的に色が白いのが特徴。
淡水に住むイルカとしては、アマゾン川に住む「カワイルカ」と並んで珍しい存在であり、古代の海洋生物が陸封されたことをうかがい知ることができる稀有な存在らしい。

魚類やイルカ・鯨類も含めて水中で生活する動物は、特定の地域だけで繁殖が見られる種が存在する。

日本でも、琵琶湖にだけ生息する「ビワコオオナマズ」 福岡の筑後川の河口だけに溯上する「エツ」などといった生物がいるが、かつての工業化政策によって、数が減ってしまったそうだ。現在では、数が増えているようだが、やはり、一旦生態系が変化してしまうと、なかなか完全な回復にこぎつけることは難しいらしい。
揚子江イルカも、同じことにならないといいのだけど。

中国の工業の発展は好ましいことかもしれないが、希少種の生物が姿を消していくことは、人間にも少なからず影響を与えているのは間違いない。

かつての工業化政策の教訓から、環境保全の技術を蓄えた日本は、政治の枠組みを超えて、環境保全の技術を供与することを検討してほしい、と思う。

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September 03, 2007

なんだか急に秋めいて

結局、ほぼ徹夜で仕事。夏バテが今頃きたのか、2日の間に急激に痩せた。

体脂肪とかに気をつけないといけないお年頃だから、いいのかもしれないけど、ギャップの激しさに我ながら笑ってしまった。動物の冬毛と夏毛じゃないんだから。

徹夜で仕事をする時は、身体のリズムを整えるために、日の出の頃に外に出て、必ず朝日を浴びるんだけど、なんだか空気が変わってきた。急に秋めいてきたね。暑さが厳しい夏だったけど、夏が去っていくこの時期は、なんだか独特な物悲しさがあるね。

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