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February 2007

February 26, 2007

津田沼で作家さんと歓談

原稿5本入稿。徹夜に引き続き、早朝から諸々の仕事を終わらせたら、早くも9時。

そのまま事務所を出て、以前から交流をいただいてる作家さんにお会いするために、津田沼へ。

津田沼、懐かしいっす。
実は昔、津田沼界隈に住んでいたことがあったのさ。
今から10年以上も前の話だけどさ。

当時はバブルの余波で、ドーナツ化現象(家賃の高い都心を避けて、郊外に人が移り住むようになること)が真っ盛りだったから、地元文化と乖離した新興住宅地っていう雰囲気があったかな。

さすがに10年も経つと変わるようで、古くから地元にあったものと、東京あたりから流れ込んできたものがなじんで、一つの風景を作ってました。
船橋を越えると、それなりに懐かしい場所も総武線の電車の中から見えたりして、感慨深かったですけど。

さてさて津田沼に。
事前にメールで、お待ち合わせの時間をお知らせさせていただいていたのだけど、お迎えいただく形になってしまって恐縮。

せっかくだから、お話をうかがいながら、お食事しつつ、あわよくば昼飲みできるお店をと思ったら……あらら今日って日曜だったんだよね。

その手のお店って、日曜は夕方からオープンというお店が多いんだよなあ。
てなわけで、昼からやってる駅裏のアーミーズバーへ。

カジュアルな感じなお店でしたけど、なかなか居心地のいい雰囲気。タコスやらチョリソーをいただきながら、テキーラを飲みつつ、お話をうかがいました。勉強になること多々。
お話も盛り上がって、気がついたら夕方の4時。

僕がテキーラばっか、ぱかぱか飲んでたので、ロシア人留学生(らしき)若い子たちが、「酔っ払いだ」とひそひそ話してましたね。(聞こえてたんだぞ~)

リアルにお会いした方から「松沢の段取りの悪さ」は定評がありますが、夕方からの仕事入れたままにしてました。
あちゃ~お時間たっぷりいただけるんなら、今日の仕事は別の日に移動しておけばよかった。

入稿前でお忙しいってお聞きしてたので、こんなにお時間をいただけるとは思わなかったのだけど、事前にうかがっておくべきでしたね。

売れないフリーライターの用事なんて、元来、時間の都合は、いくらでもつくものがほとんどだけど、今日に限ってエライ人が同席する会議が入ってたりして。

盛り上がってきた時に無粋でしたが、やむなく東京へ戻ることに。(本当は夕方からの方がおいしいお店が一杯あるんだよね。残念……)

せっかくの機会だからということで、東京まで戻る電車にご一緒いただいて、色々とお話をうかがわせていただきました。(なんだか本当にすみません。ありがとうございました)

ご著書とお菓子をプレゼントしていただいて、なお恐縮。

品川で、ご挨拶させていただいて、解散させていただいたのですけど、慌ててかけつけた会議は30分で終了。

あいたたた……ふだんは3,4時間はみっちりかかる会議なのに、なぜに今日に限ってそんな短時間で決着するかね。それだったら電話で結果聞くだけでも良かったような。

「時間をきっちり空けておけというお達し」をもらったので、出かけてきたのに……さすがに不服を申しましたら、資料用の本とか文庫本を好きなだけ持っていっていいというお話が。ありがたや。
吉村昭 大先生やら、吉田脩一さんやら、池永陽さんの小説本をもらって帰投。

なんだか自分の段取りの悪さで、ことごとく貴重な時間を逃してしまった一日でしたが、いい勉強になった一日でした。

追伸
先生、東京までご一緒いただいて、ありがとうございました。

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February 25, 2007

額に汗してはたらけ

深夜、事務所で一人仕事。

無事5本原稿入稿してひと段落してたら
なにやらファックスが

「お金送って! たのむ!」

「はあ?」
送信元の番号見ても心当たりないから、おそらく学生さんが実家かどっかに仕送りを頼んだつもりが番号間違えたんだろうね。

しかしまあ、今時の学生さんなら、こういったことは、メールで頼むんじゃないかいな。

あ、おふくろさんとかオヤジさんが、携帯メール使えなかったらメール出しようがないもんね。だからファックスってわけか。

たしかに電話とかだと言いにくい話だろうからなあ

間違いファックスに一瞬腹が立ったけど(締め切り時って忙しいのよ)まあ気の毒だなと思っていたら……

二枚も三枚も同じファックス送ってきやがんの……

さすがに頭にきたので、送信元の番号にファックスしてやりました

額に汗してはたらけ
ビタ一文、金なぞやらん

あひゃひゃひゃ どんな顔して受け取ったかなあ?

しかしまあ、詳しい事情は知らんが、オトコノコなら(文面からはっきりそうわかる)とりあえず自力でなんとかしてみようという気概を持ってほしいね。

それでどうにもこうにもならなくなったら、きちんと礼節をつくした上で、事情を説明して他の人に助けを求める。

これが筋だと思うんだが。あっしは古い人間なんでやんすかねえ。

大体、学生の身分で、しかも金を工面してもらうのに、ファックスじゃんじゃん使うってのがどうもなあ。

おいらが学生の時なんて、食費がなくて、パン屋から無料で調達してきたパンの耳と土手に生えてるタンポポで2ヶ月過ごしたことがあるぞ

さすがにバツが悪くて、パン屋のおばさんには事情が話せなかったんだけど、二ヶ月目にとあることがきっかけで、事情がばれてしまって、パン屋のおばさんが号泣したなんていう美しい話もあったっけか。(ただ単に呆れられてたっていう話もあるが)

住んでたアパートだって、保証人不要 敷金  礼金ゼロってとこだったしね。
当時は、バブル真っ盛りで、お金がうなってる時代だったから、どういった物件か想像がつくでしょう。

ちなみに、2畳一間 家賃は1500円でした。

なにしろ、掃除道具入れやら納屋として使われてたところを、無理矢理拝み倒して借りた代物でしたからね。

帰宅すると、まずは部屋の荷物を廊下に出さないと、部屋に入れないし、寝る時は、部屋の対角線上に寝ないと、首を寝違えるという座敷牢のような部屋でした。

ちなみに壱岐荘(いきそう)っていうアパートでしたが、老朽化が進んでいたせいか、台風が来た時、あっさり跡形もなく倒壊してしまいました。(本当に「いきそう」な寸前の状態だったのね)

その日からしばらく「家なき子」になりました。夏場でよかったなあ。冬場だったらさすがに外で寝るのはきついっすよ。青春時代のほろ苦い(ほんとか?)思い出でございます。

しかしなんだね。
いい年してそういう生活続けてると、かなり凹みますが、若い頃はそれなりにいい経験になるものです。

ファックス送ってきた彼は、もう少し世の中にもまれて頑張ってほしいですな。

ファックス受け取った彼は、どう思うかな。

最終的に誰かに助け舟出してもらうことになるんだろうけど、少しは背伸びしてでもいいから、自分で解決しようと思ってくれるといいんだけど。

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February 23, 2007

黄金町の夜

冷たい雨が鉄橋を叩く夜
電車が通るたび、店はかたかたときしむ。

テーブルもない
あるのは5人も座れば一杯のカウンターだけ

気の利いた肴はない。
あるのは、湿ったピーナッツだけ

贅を感じさせる酒はない。
あるのは、今日一日の出来事に麻酔をかけられる
強烈なウオッカだけ

洒落た会話を楽しむ者はいない。
聞こえてくるのは
この国のシステムに疲弊した嘆きと
明日の不安と怒号だけ

ラグジュアリーな香りを放つ花なぞない。
漂うのは安物のトワレと
客がぶちまけた小便と、ゲロの混ざったにおいだけ

まるでこの世のソドムとゴモラだ。

滅多なことでは動じない神父ですら、杯を重ねるたびに
思わず祈りを捧げる有様だ。

そんな中で彼女は笑う。

天井をゆする電車の音に笑い転げ
ウオッカを一気飲みして、トイレのドアを開けたまま
ゲロをぶちまける客を指差して、また笑い転げる。

乳房に手を伸ばした酔客の手を払いのけながら
毎日が楽しくてしょうがないと笑う。

「明日の希望なぞない」と嘆く人の前で、幸福だと笑う。

彼女はコロンビアから来たという。

毎日眠れる場所があって、働けば働くほどお金が手に入る場所を手に入れたから幸せなのだそうだ。

今は忙しすぎて何も考えられないけど、それも守られてるからじゃないかな。きっと今は時間があると色々なことで悩んでしまうと思うから。

そう言って彼女はウオッカを一杯だけあおった。
その後、彼女はまた笑い転げた。
目鼻立ちのはっきりした顔の中にある瞳は、いつのまにか警戒の色を消していた。

「日本は好き?」
「好きよ 危ない場所が少ないし、何でもあるし
 働けばお金も手に入るし。
 オトコはみんなムッツリスケベだけどね」

「お酒は好き?」
「好き、よく眠れるから」

「どんなお酒が好き?」
「お店の残りのウオッカ飲んでるよ。
 たまに贅沢してワイン飲むときもあるよ」

「眠れない日はある?」
「あるよ」

「どんなことで?」
「理由があることとか、ないこととか。
 なんとなく不安になるときって誰にでもあるでしょ?
 不安になるのも、考える余裕があるからよ。
 本当はそれだけ幸せなのよね」

心に深く突き刺すような
強い強い力をたたえた彼女の言葉を
無言のままウオッカと一緒に飲み干す。

今度は彼女の言葉を打ち返す。

「兄さんは、なぜこいつらみたいに、
 あたしのおっぱい触ろうとしない?」
「触りたいと思わないから」

「女よりもオトコが好きなの?」
「いや、女の人の方が好きだよ。
 だけど人を好きになるまで、すごく時間がかかるから」

「いっぱい秘密がある?」
「言葉にできないことを秘密というなら、
 たくさん持ってるね
 言葉になることは、できるだけ言葉にしようとしてるけど。
 まだまだたくさん、言葉にならないことがある」

「毎日一生懸命生きてる?」
「うん、僕は他の日本人が考えるみたいに80歳くらいまで、つつがなく生きられるとは思ってないから」

「どして?」
「うまく言えない」
「秘密なの?」
「そういうわけじゃない。うまく言えない」
「それを秘密っていうのよ」
「そうかもね」

「夢はある?」
「あるよ、いっぱい。自分の書いた話を本にすること。
 いくつかはかなえたけど。まだまだかなえたりない」

「毎日楽しい?」
「ほんの二年前までは、死ぬほど苦しかったけど、今は最高に 毎日が楽しいよ」

「なぜ苦しかったの?」

「大病して、仕事がなくなって、両親が死んで、おまけにお金 に困る羽目になったからかな」

「乗り越えた?」
「たぶんね」

「なぜ秘密を話してくれたの?」
「話したつもりはないよ。ウオッカのせいかもね」

「私の夢はね」

僕がショットグラスのウオッカを開けると、彼女は言った。

「コロンビアに残してきた子供と一緒に日本に住むこと。
 誰かの戸籍を借りて日本に帰化しようと思ってるの」

「うまくいきそう?」
「あとはお金ね」

このろくでもない世界のために祈ろう。

預言者の言葉を成就させるために
この世界を焼き払うために降りてくる
裁きの天使に救いを願おう。

何かを狂わす時計の針がこれ以上
進まないように

一緒にいるべき人がそばにいられるように

満たされない人が満たされるように

溢れるほど手にしたものを納める倉の中で
空しさに包まれる人たちが満たされるように

何かをゆがめる時計の針が
もうこれ以上進まないように

裁きの天使に祈ろう。
たぶん届くことのない声を張り上げて
この世界の底から祈ろう

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February 21, 2007

日本が核ミサイルを配備する日 プルトニウムは六ヶ所で ウランはロシアで

政府をはじめ、国内の電力各社が、ロシア政府が設立する国営の原子力関連企業体に、原子力発電用のウラン濃縮業務を委託する交渉を続けていたらしい。
国内のニュースソースによると、どうやらロシア政府側と大詰めの交渉に入ったようだ。

まずは、原発の使用済み核燃料から取り出して、保管をイギリスに委託しているウランの濃縮を委託するようだ。
それと同時に、委託の前提として、核不拡散の協定についても締結交渉を進めるらしい。

同時に、国内で使用済み核燃料から回収したウランの濃縮を行わず、ロシアに業務を委託したのは、核兵器開発のための「非核三原則」を意識したと、ニュースソースでは報じているようだが、これは詭弁だね。

ただし、日本の国益を守る意味でのね。

現に、青森県の六ヶ所村では、ウラン235よりも核兵器の材料として流用しやすい、プルトニウムの再処理が始まっている。

・グーグルで見る六ヶ所村の核燃料サイクル工場

http://maps.google.com/maps?f=q&hl=ja&q=%E5%85%AD%E3%83%B6%E6%89%80%E6%9D%91&ie=UTF8&z=14&ll=40.974779,141.295424&spn=0.028383,0.065746&t=k&om=1

この丸いタンクは、おそらく石油備蓄のためのプラントだろうけど、その周囲にある施設は、日本中の原発から持ち込まれた核燃料からプルトニウムを取り出す施設。

ちなみに、青森県は、平成17年に東通村で営業運転をはじめた東通原発、大間町に予定されている大間原発などといった原子力開発のメッカになっている。

また核燃料サイクル事業については、「むつ市」が、同様の核燃料廃棄物を受け入れる姿勢を打ち出しており、佐賀県、滋賀県など全国各地にそのような動きが見られる。

日本は、過去において、石油の輸出をストップされたばかりに、太平洋戦争に突入した経緯があるので、エネルギー確保という点で、政府がこういった政策を取るのはよく理解できる。

とはいえ、プルトニウムという放射性物質が持つ危険性や、安全性の確立の状態からすると、正直言って、疑問をぬぐえない。そのままでは賛成しがたいのが本音だ。

そもそもプルトニウムという物質は自然界に存在しない物質で、1グラムのプルトニウムが空気中に拡散するだけで、5000人以上の人が肺ガンになる可能性があるといわれている。

また、一定以上の量をまとめて放置しておくと、臨界状態(要は核爆発につながる状態)に突入しやすいという、極めて扱いが難しい代物。

つまるところ、毒物としても慎重に扱わなければいけないし、核兵器の材料としても流用できるので、厳重に管理する体制が要求される。


たしかに、国の経済安定やエネルギー政策、エネルギー工学の研究の視点からすると、核燃料サイクル事業に魅力があるのは事実だ。

ウラン235と混合した燃料(MOX燃料という)を核反応を起こさせると、従来のウラン燃料よりもはるかに高いエネルギー出力が確保できるし、使用済み燃料からウランやプルトニウムを再抽出できる。

施設の安全管理と運用をしっかりしさえすれば、石油の輸入に頼らずとも、エネルギーの確保が国内でまかなえる可能性がある。

ただし、これはあくまで理論上の話で、現実にはプルトニウムという放射性元素が持つ、危険性を完全に封じ込めた形で、MOX燃料を使った発電や、核燃料サイクル事業を運営する方法は確立されていない。

実際のところ、プルトニウムとウラン235を混合したMOX燃料を原料とした原発は、ナトリウムなどといった、火災を起こしやすい液体金属を冷却材として使用しなければならないため、事故のリスクが極めて高い。

現に、同じ原理を利用した福井県の高速増殖炉「もんじゅ」は、冷却材のナトリウムが漏れて、運転を中止したままになっている。

●国内での核兵器開発の可能性はあるのか

以前、国内でのプルトニウム再処理事業について、核兵器への流用が指摘されたことがあった。

その際、多くのメディアは「MOX燃料は、そのまま核兵器として流用できるほどのプルトニウム濃度ではないことを理由に可能性を否定した。

実際、プルトニウムを使った核兵器は、プルトニウムの濃度を超兵器級とよばれる純度まで高めなければならない。

理論的に考えれば、混合物が含まれるMOX燃料をそのまま、核兵器には転用できない。

また、核爆弾に加工する際は、通常火薬をプルトニウムの周囲に配置し、1000分の1秒単位で、タイミングをそろえて爆発させる技術を必要とする。(爆縮という)

これらを実現するには、実際に核実験を行わなければならないため、現在の日本において、核兵器開発は不可能だと指摘していた。

果たして本当だろうか。
完全な放射線管理区域を使ったラボで、化学処理をした後、特殊な遠心分離機などの装置を使えば、MOX燃料から核兵器に流用できるプルトニウムを取り出せる可能性はあると思う。

(実際の話、核燃料再処理工場は、同じ原理で核廃棄物からプルトニウムやウラン235を抽出しているはずである。)

また、実際に超兵器級のプルトニウムが取り出せるとして、実際に機能する核兵器を開発するには、核実験を行わなければいけないから、不可能だという意見が多数をしめている。国土の狭い日本では不可能というわけだが、これも疑問である。

ごく小さなモデルを作って、深海に沈め、実際に爆発させてデーターを取ることは可能だろうし、現在はスーパーコンピューターでのシュミレーションも可能だ。
地震予測などといった非常に高度な計算が可能だから、不可能ではないだろう。

したがって、実際の核実験を行わなくても、実戦での使用に十分耐えうる核兵器を開発できる可能性がある。

61年前の太平洋戦争中に長崎に投下されたプルトニウム型原爆も、実際の投下に先立って、核実験が行われた。
だが、実際に核反応を起こしたプルトニウムは、搭載した60キロほどのプルトニウムのうち、わずか7キロほどだった。

つまるところ、実際に核実験を行わずにシュミレーションだけで核兵器を開発したとして、不発に近い状態でも、想像を絶する核攻撃を加えられる可能性は否定できない。

また、プルトニウムという放射性元素の毒性からして、不発弾のプルトニウムがばら撒かれただけでも、十分な攻撃兵器としての機能を発揮する
(実際、核爆発を起こさないプルトニウムをばら撒くダーティボムと呼ばれる兵器がある)

つまるところ、数キロのMOX燃料を転用すれば、核兵器を開発できる可能性はじゅうぶんあるというわけだ。


今回、ロシアにウラン濃縮を委託したのは、おそらく現在の原発で一番需要の高いウラン燃料濃縮を委託することで、日本国内の環境汚染などのリスクを減らすためだろう。

また、ロシアとの間に生じる経済行為を通じて、外交の安定を図るのが目的でもあるように思える。

(核不拡散条約について日本政府が打診しているが、その点については極めて好ましいと感じる)

当然のことだが、これらの交渉の裏側には、核兵器開発流用の可能性が高いプルトニウムは日本国内で保持して、核不拡散や、ひいては日本の安全保障を高める狙いがあるのだろう。

実際に核兵器を開発しなくても、こういった物質をきちんと管理することは、外交圧力として機能するだろうし、テロなどの脅威から、日本を守る安全保障につながると思われる。

残念ながら、ロシアが面している中央アジアや極東は、ソビエト崩壊後、常に緊張した状態にあり、日本も決して対岸の火事ではない。

日本は沈黙を守りつつ、こういった動きを注視しているのだろうが、熟慮を重ねた上で、 国内はもちろん、極東アジア、ひいては世界全体の安全を確保できる最良の方法を提案できる立場になってほしいと思う。

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February 18, 2007

シナリオ一本勝負

あたふたしている間に、日付変更線を越える時間になりましたが、締め切りが迫っているというのに、原稿真っ白状態っす。

企業の販促用漫画のシナリオ1本と、短編映像のシナリオ1本(漫画はシナリオっていうのかな)

映画のシナリオは何本も書いているので、それなりに勝手がわかるのだけど、漫画原作の仕事は経験がないから四苦八苦。

基本的に、最終的に漫画を起す漫画家の方に、ストーリーを伝える意思疎通が図れるものを渡せればいいんだろうけど、ビジネスの販促物コミックって、一般商業誌の漫画原作のお仕事とは、かなり温度差があるような気がする。

こういったところをうまく調整して、新たなスキルにしながら、なおかつ自分の持ち味を出せることが大事なんだろうね。

自分一人で全てを表現してしまう小説と違って、また違った苦労はあるけど、いい仕事になるように全力をつくしませう。

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February 17, 2007

80円のぜいたくオムレツ

Omuretu20070218

お正月があけたと思ったら、早くも年度末の修羅場が近づいてまして、四苦八苦してます。

今日もスタジオで写真撮りつつ、原稿書きつつ一日が終わりました。

最近、節制を心がけているので、お昼は軽いものしかいただかないのだけど、若手スタッフはそうもいきません。

腹減らすと士気が下がるので、例によってお昼は撮影で使った食材を流用して、まかないを作ることに。

さてさて今日は何をつくろうかと思ったら、あら? あららららら?

これから撮影に使う食材はあるけど、撮影が終わって自由に使っていい食材はないじゃない? あるのはたまごだけ うわっちゃ~ピーンチ!

幸い、冷凍しておいたピラフがあるので、解凍して炒めなおして、一品。

のりと鰹節と切干だいこんで、スープを作って一品。

あとは、卵を使ってオムレツでも作りましょう。

若人衆は一同賛成、ほっ。なんとかなりそうだ。

卵を割って、ミルクか生クリームを混ぜて、バターで焼き上げると、ふわふわなオムレツが焼きあがるんだけど、残念ながら生クリームとかバターとかそんな洒落た食材はナッシング。

何とか少量残っていたオリーブオイルと、コーヒー用の粉末クリームを発見。

よしよしこれでなんとかしましょう。粉末クリームを少量の湯で溶いて、完全にコシを切った卵に混ぜる。

フライパンをかんかんに強火で焼いたら、一気に卵液を流し込み、箸でかき混ぜながら、固まってきたら、フライパンをあおって折りたたんで、焼き上げます。

何度かフライパンをあおって、「お月さま」の形になったら完成。

オリーブオイルで焼いたので、焼きむらがでましたが、きれいな仕上がりになりました。

表面の弾力から見て、「ふわとろ」の半熟状態だけど、こういう焼き方をすると、閉じ込めた中に、針のような形をした完全に火が通った小さなオムレツがいくつも中にできるので、食感もよく、ただの固まっていない半熟とは一味違った風味になります。

本当にきちんと焼けたオムレツは、卵黄の甘味が焼き脂とマッチして、何も調味料をつけなくても味わいがあります。そんなわけで、今日は塩で食べてもらうことに。

これまたかすかに残っていた、タイムという香辛料と塩を混ぜて、軽くふりかけたら、それだけで甘い独特な卵の香りがするようになりました。
せっかくだから、携帯カメラで写真撮影。

おなかすかせた若い衆をまたせるのもかわいそうなので、おひるごはんにしたら、写真のオムレツ……

ものの30秒ほどで彼らのおなかの中に消えました。

(おまえらなあ……たまには、味わって食べろよ。ま、お残しされるよりはいいけどさ)

物が溢れる次代に生まれ育った彼らは、塩だけで食べるオムレツなんかはじめてだったみたいで、怪訝な顔してましたが、一口食べたとたんに、あとは無言でほおばっておりました。

みなの衆、しきりに「今日のオムレツって、特別な卵なんでしょう?」って聞いてましたが、残念ブッブー! スーパーで調達した普通の卵です。しめて材料費80円なり。
種明かししたら、驚いてました。

「80円の材料であんな贅沢な味になるの?」だって

なんだかねえ、食育って言葉があるけど、彼らは、物がありあまる時代に生まれて育ったのに、決していいものは食べてないんだなあ。
おまけに、みんなで食事することに慣れてなくて、ほんと利己的というか気がきかない子ばっかだったのに、最近は、お互いに料理をとりわけたり、食後にみんなで談笑するようになった。

聞けば、ほとんどの子が、家族全員で食事をする機会が少なかったらしい。
食べ物本来の味を知らなくなってきていることもそうだけど、みんなで食事をしてコミニュケーションを深めることを知らないっていうのは、この国のいろんな問題を生み出す一つの原因になってるのかもしれないね。

80円の材料費で、かなり厳しいまかないになったけど、彼らはおなかもハートも満腹になったようだ。

こういう幸福な食事を作れる技術を手にできたことが、とてもうれしいな、と思う。

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オンライン小説COLOR 第5章公開

さてさて、告知

ミュージシャンのREIJI-Kとコラボで製作してるオンライン小説
COLOR の第5章「心海に眠る友情と劣等感」を公開

おかげさまで、相変わらずすごいアクセス。延べ1000万ヒットに手が届くかも
個人的にはもう少し緻密な描写をちりばめた文章にしたいのだけど、ためしにそうしてみたら瞬く間にアクセスが落ちた。

うーん、なんだかスカスカした文体だけど、ネットで長文読むのならこれくらいの密度の文章の方が読み物としては面白いのかな。

おてすきの時にでもご一読を
http://color-story.com/chapter05/index.html

フラッシュが再生されて音が出ますので、ご注意を

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February 15, 2007

小田原で天麩羅を肴に昼飲み

小田原まででかけて昼飲み。駅前の天金という割烹へ。

昼時の混んでる時間なのに、とびこみでも快く二階の座敷にあげてもらって恐縮する。
(自分の名前を出して座敷を融通してもらったわけじゃないよ。そのままとびこみで入ったら快く通していただいたので、念のため)

ぽつぽつと降り出した雨を眺めながら、箱根湯本の温泉を使った湯豆腐や、小海老のかき揚げ、刺身を肴に、ぬる燗を傾ける。

魚が矢鱈うまかったと思ったら、箱根湯本ホテルさんの直営で、お店自体が漁船を持っていて、相模湾で取れた魚を毎日出してるのね。なるほどどうりで。

東京に戻る際、いただいたパンフレットを見て一人で納得。

さてさて、楽しい時間に区切りをつけて、再び都内へ戻ったら、ものすごい雨風になってびっくり。台風みたいだ。

仕事先で、取材の準備をしていたんだけど、結局雨のせいで延期になってしまった。

しかたがないので、深夜一人オフィスに残って自分の作品を書きながら、昼間の酒を思う。

楽しくておいしい時間はあっという間に過ぎるものだ。それにしても、小海老のかき揚げとぬる燗が美味だったなあ。お店のカウンターの白板にかかれた「まとうだい 刺身」というおしながきに、後ろ髪をひかれたことを思い出す。

うむむ。仕事が延期になるんだったら、もう少し時間を延ばして、お猪口かたむけながら、まとうだいをいただきたかった。

東京湾より外海に面している小田原で上がった魚の美味さは、書くまでもないが、この時期に旬を迎えるまとうだいの白身は、また格別のあじわいがある。

新鮮なものは、刺身にして肝を和えるのが一番。カワハギの肝和えとは違った、ほのかな甘味と、こくのある風味が楽しめる。

火を入れるとさらに濃厚な旨みが生まれるので、奉書焼きや蒸し物も捨てがたい。

せっかく日本酒を飲んだのだから、試してみたかったね。

まとうだいという魚は、俗にいうあやかり鯛(鯛とは名前が付くものの、真鯛とは違った魚)だ。

銀色の体の側面に、矢の的のような大きな斑紋があることから、的鯛と呼ばれるようになったとか、馬のような顔をしているから馬頭鯛と呼ばれるようになったとか、様々な由来が伝えられている。

名前の由来は定かではないけど、日本では海で取れたおいしい魚に「鯛」と名前を付けるようなきらいがあるから、要は日本各地で食べられてきた魚ってことなんでしょうね。

このまとうだい、日本だけではなくて、外国でも古くから食卓をにぎわしてきた魚でもある。

オーストラリアを中心にした英語圏では、Target dory とか John doryと呼ばれて、極めて珍重されているし、フランスではsaint-pierre(サン・ピエール)という、キリストの十二使徒の「聖ペテロ」の名前がつけられている。

実際、フランス料理でもよく使われる食材で、ワインで蒸したものやポアレ(バターやオリーブオイルで皮に焼き色をつけて焼き上げたもの)にしたり、日本でもおなじみのブイヤベースに使ったりする。

ちょっとした華やかな雰囲気の手の込んだ料理から、素材の持ち味を生かす豪快な漁師料理にまで広く使われているから、美味さから珍重されるようになった魚というのは、日本と同じようだ。

それにしても、このまとうだい、なんでキリスト様のお弟子さんの名前がついてるのかね。
調べてみると、どうやら聖書のエピソード(マタイ伝)に由来するらしい。

漁師であったキリストの弟子であるペテロが、キリストとともに、カベナウムという街に来た時、神殿に納める税金を徴収されそうになった。

キリストは漁師だったペテロに「海で釣り針をたれると、最初につれた魚の口から銀貨が一枚みつかるから、それをおさめなさい」と伝えるのだけど、預言の通り、ペテロが釣った魚の口から銀貨が見つかったらしい。

その魚が「まとうだい」で、聖ペテロがまとうだいを手にした跡が、まとうだいの体の横にある大きな斑紋になったのだと、フランスをはじめとしたヨーロッパでは言われているらしい。ほんとかな? 聖書のその部分を引用してみませう。

彼らがカペナウムにきたとき、宮の納入金を集める人たちがペテロのところにきて言った、「あなたがたの先生は宮の納入金を納めないのか」。
 ペテロは「納めておられます」と言った。そして彼が家にはいると、イエスから先に話しかけて言われた、「シモン、あなたはどう思うか。この世の王たちは税や貢をだれから取るのか。自分の子からか、それとも、ほかの人たちからか」。
 ペテロが「ほかの人たちからです」と答えると、イエスは言われた、「それでは、子は納めなくてもよいわけである。しかし、彼らをつまずかせないために、海に行って、つり針をたれなさい。そして最初につれた魚をとって、その口をあけると、銀貨一枚が見つかるであろう。それをとり出して、わたしとあなたのために納めなさい」。


----日本聖書協会 新約聖書 1954年改訳版 マタイによる福音書17章24-27より引用-----

実際のところ、キリストの弟子であるペテロが釣りをしたのは、イスラエルにある真水をたたえた「ガリラヤ湖」なので、海水魚であるまとうだいが釣れることはない。

おそらく、ペテロが釣りあげたのは、川底の石を口にする習性のある淡水魚の「ティラピア(泉鯛とも言われて、日本でも養殖されている)」だろう。

ティラピアは、卵から返った稚魚を口の中で育てる習性があり、子育てが終わる時期になると、口に異物を含んで稚魚が口の中にもぐりこむのを防ぐ習性も持っている。
おそらくペテロが釣り上げたティラピアは、湖底に沈んだ銀貨を口にしていたのだろうね

それがまたどういったいきさつで、海に住むまとうだいが、聖ペテロの名前を冠するようになったのかは、残念ながらはっきりしていない。

ラテン語では、ギリシャ神話の最高神「ゼウス」の名前がつけられているから(ラテン語の学名ではゼウス・ファベルという)キリストが生きた時代にイスラエルを治めていた海洋国のローマ人が、キリストとペテロのエピソードを伝えるうちに、聖ペテロのエピソードにでてくる魚が、淡水魚のティラピアから、まとうだいに変わったんじゃないかな。

逆にいうと、ローマの時代から、食卓をにぎわすほどおいしい魚として親しまれてきたんだろうね。いわば西洋版の「あやかり鯛」というところだろうか。

日本では、「あやかり鯛」というと、うまい魚ではあるけど、鯛のような一流にはなれない魚といった意地悪な意味合いがある。

実際、まとうだいは、鯛のような見栄えのする魚ではないけど、美味さという点で言えば、濃厚な旨みを放つ光る個性を持っている。

自分も、そうありたいものです。

そして願わくば、自分の紡ぐ文章が、まとうだいのような個性のある旨みを醸して、聖ペテロの魚のように、銀貨を連れてきてくれる文章になりますように
(これをご覧の媒体様、メディア様、原稿の執筆依頼・取材依頼お待ちしております)

ああああ……せっかく真面目なお話が、急に俗っぽい話になってしまった。まあいいや。

桜の咲く頃までにはまた旨みがますだろうから、今度はまとうだいを肴に一杯いただきたいですな。頑張りましょう。

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February 13, 2007

一万円札が紙くずになる日

数日ぶりに三時のコーヒーなどをいただきつつ、年次改革要望書に目を通す。

年次改革要望書っていうのは、アメリカの通商代表部ってとこが、日本の外務省に対して出してくる要望書のことですな。

要は、ここそこについて、「日本の法律の改定を行えとかいった内容が書かれた」外圧なんだが、日本にとっては耳の痛い話ばかりのようだ。

これまで、米国の通商代表部は、あれこれ要望を出してきているのだけど、今年は外国企業が三角合併を行うことを認めさせる要望を盛り込んできている。(正確には、以前もあったのだけど)

三角合併というのは、日本に支社を持つ外国企業のAという子会社が、日本国内の他の会社を買収する場合、合併の対価としてAという会社の株を渡すのではなく、A社の本国にある親会社(外国企業)の株を渡すことができるという仕組みだ。

あまり一般的ではない話なので、なんとなくピンとこないかもしれないが、要は日本国内でもドルやユーロといった外国のお金で、直接買い物ができるようになるようなイメージを持っていただくといいかもしれない。

これが実現したら、日本企業がバンバン買収されることは必至だ。実際の話、相当の数の企業が狙い打ちされるだろう。

そうなったら、経済格差はさらに進むだろうし、失業にあえぐ人は、今の比ではなくなるかもしれない。

なんとも手厳しい話だが、日本は工業製品をアメリカに輸出して、代金であるドルをもらい、海外の銀行や金融機関が持っている日本円に換金してもらう形で国内の経済に還元する複雑なシステムに依存しているから、あっさりノーとも言えない側面がある。

また、現時点では、外国間の取引で、ドルが世界で一番流通量の多い通貨(基軸通貨という)という現実がある。

ドルの価値が下がることは、アメリカや外国とのビジネスで代金として支払ってもらったドルを日本円に換金する際に、少ないお金しかもらえなくなるということだ。

つまり、アメリカが困窮すると、自分の国の経済が困窮するので、一筋縄ではいかない部分がある。(政治的には、決してアメリカとうまくいってるとはいえない中国も、アメリカドルを買い支えていることから、このことがわかる)

ただ、ヨーロッパの新しい通貨「ユーロ」の流通量がどんどん増えていることを考えると、この仕組みも崩壊する可能性があるかもしれない。

1992年にマーストリヒト条約で導入が認められたユーロは、スイスやイギリスといった、金融大国こそ巻き込んでいないものの、オーストリア、ベルギー、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルグ、オランダ、ポルトガル、スロベニア、スペインに拡大し、ヨーロッパ全体を包囲しつつある。

ユーロを導入するには、政府の累積債務がGDPの6割以下といった厳しい条件があることも、ユーロが世界的に信頼を集め始めた一因だろう。

また、イラク戦争の際に、フランスやドイツが戦争に強固に反対し、産油国の支持を取り付けたのも、ユーロの価値を高めた一つの原因だろう。

実際のところ、中東では石油代金の決済にユーロが大量に取り扱われるようになっている。このことを受けて、ドルを買い支えていた中国も、外貨準備の配分を見直すらしい。

中国にならって、世界中の多数の国が、ドルを少しずつ売り払い、ユーロを蓄える量を増やすのは間違いない。

もしユーロがドルよりも完全に強くなったらどうなるだろうか。日本政府は、アメリカの外債を事実上、世界で一番保有しているから、それが全て紙くずになるとは言わないまでも、大幅に価値が下落してしまうのは必至だ。

つまるところ、よその国に貸したお金が返ってこなくなるわけなんだけど、そうなったら、日本は貸したお金が返ってこなくなるだけじゃなく、アメリカとのビジネスで貯めておいたドルが、紙くず同様になってしまう可能性もでてくる。

そうなると、インフレを起こして借金を返さなければならなく可能性もある。

最悪の場合、自分たちが預けている貯金が全て紙くずになる可能性も出てくる。文字通り、一万円札が、ただの紙切れになる可能性もゼロではないのだ。

もちろん、世界の経済は各国が連動しているから、いきなりそのような事態になる可能性は考えにくいけど、戦後すぐに日本で実施された預金封鎖などの事例を考えると、ありえない話ではない。

当然、日本はこういった事態を回避するために、ドルを売り払ってユーロを持つ配分を増やそうとするだろうけど、軍事と政治をここまでアメリカに依存した状態で、はたしてアメリカに「ノー」と言うことが可能だろうか。

もし、そのような選択をした場合、日本は軍事面などで負担を強いられることになるだろう。

どちらにしても、厳しい面がこれからの時代は待っているだろうが、今の豊かで平和な時代を維持できる努力を惜しまないでいただきたいと思う。

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February 04, 2007

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寒梅や
春までに散る身なれども
けふ咲かせうぞ
我が春の華

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February 01, 2007

対馬海峡と沖縄は大丈夫かしらん?

昨年末からの仕事がようやく終わって(実は、クリスマスからまともに休みをとっていない)スパーリングがてら売るあてのない短編を書いたり、はたまた依頼のあった企業PVのシナリオを書いたりしてたら、あっというまに2月ですわ。

ライティングの仕事とは別に、とある方面の仕事で使う仕事のために、経済とか軍事の情報を拾っていたら、あらら……いつのまに。

北朝鮮問題の動向が穏やかになったと思ったら、米軍が沖縄にFー22A戦闘機を今月中に配備するとか。ほんとかな?

データーが公開されてないし、実戦配備されて間もないから、なんとも分析のしようがないけど、F-22A戦闘機は、現時点で最も戦闘能力の高い、F15戦闘機を5機同時に相手にした模擬戦で、100戦以上無敗という成績を残しているらしい。

そもそも、このF-22A戦闘機って、電波を反射しにくいステルス性の高い機体構造を採用している上に(敵機のレーダーに映らない)250キロメートル以上先を探索できる、フェイズド・アレイ・レーダーを搭載している。

(加えて、データーリンクシステムという、味方同士で敵の位置を連絡しあうシステムを搭載しているので、実際はもっと広範囲の位置の敵を探索することができる)

つまるところ、従来の「接近戦」を行う戦闘機ではなくて、敵のレーダーに映らない位置から攻撃を加えて、撃墜する戦闘機ってことですな。

(先に述べた模擬戦というのは、おそらく接近戦だろうから、実際の戦闘になれば、ステルス性の高い機体とレーダーの性能をフルに生かした戦闘になるはず。つまるところ、模擬戦よりも、さらに高い戦闘能力が期待できる)

北朝鮮を意識した軍事シフトなのだろうけど、正直言って、仮に北朝鮮が軍事行動を起こしたとしても、ここまでの高性能兵器に北朝鮮が立ち向かえるとは、とても思えないんだけど。
(万が一交戦状態になった際、制空権を制圧して自国軍の展開を有利にし、短期間で戦闘を終わらせることが出来るメリットはある)

そもそも、Fー22A戦闘機(Raptor)って、たしか昨年の12月に、アメリカ空軍がようやく実戦配備した最新鋭戦闘機だったんじゃないかな。

米軍が本国に配備した最新鋭戦闘機を、わずか3ヶ月で、日本に配備するということは、読み解くまでもないと思うけど、そこまで緊張が高まってるんだろうか。

たしかに、外交で北朝鮮との交渉が決裂し、突発的な軍事行動が起こることを、国としては想定しておかなければいけないと思う。

とはいえ、ここまでの兵力を投入することで、極東や東アジアの軍事バランス均衡が乱れ、さらに軍事的緊張が高まる可能性はないんだろうか。そうならないことを祈るのみだ。

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