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July 2005

July 17, 2005

異人たちとの夏

引き継ぎの仕事や、自分の仕事もほとんどを終わらせて、
集めていた自分の作品のための資料を整理して、作品を書き進める準備をする。

合間に、事務所のDVDを借りて「異人たちとの夏」という映画を見る。

大林宣彦監督の映画で、もう17年くらい前の映画なんだけど、
夏になると、なぜかこの作品を見たくなる。

風間杜夫扮する、社会的には成功しているものの、
どこか空虚な思いを抱えて毎日を生きている男の前に、

ある日、少年時代に事故で亡くなったはずの両親が姿を現し、
とまどいながらも短い夏を一緒に過ごしながら、心が洗われていくというストーリー

舞台は東京浅草。ある日、足の向くまま少年時代に過ごした浅草に向かう主人公。
そこで何気なく入った演芸場で粋な野次を飛ばす男が前の席にいることに気付く。

その男が振り返った瞬間、亡くなったはずの父にそっくりなことで、
主人公は言葉を失ってしまうが、男は屈託なく、自分のうちに来るように誘う。

誘われるままに、男の家に行ってみると、そこは自分が少年時代に過ごした家だった。
両親は主人公が少年時代に亡くなったはずの両親だった。

少し荒っぽいが人のいい下町の寿司職人の父、若くて美しい母にとまどいながらも、
主人公は、少年時代に満たされなかった心を癒していくが、
夏の終わりとともに、別れがやってくる。

主人公より年下の両親を演じる片岡鶴太郎と、秋吉久美子の演技も素晴らしいし、
自分より年下の両親に対して、大人の姿でありながら、
子どもらしくふるまう、風間杜夫の演技が光っている。

何より切なく、また美しいと思うのは、三人の別れのシーンだと思う。
ネタばれになるので、ここでは書かないけど、両親に扮する片岡鶴太郎と
秋吉久美子の最後の言葉が、子どもを思う愛情に満ちあふれていて、涙を誘う。

この映画を見る度に、人は本当に一時しか一緒に過ごすことができないのだなあ……と思う。
いや、それだけ心を通わせあえるから、わずかな時間に思えるのかもしれないけど。

それでも人は悲しみの中から這い上がって、またどこかで喜びを見つけて生きていくのだろうけど、
この映画を見る度に、さわやかな感動を覚えると同時に、
人として生きるってどういうことなんだろう?ってつくづく思う。

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July 16, 2005

応援ありがとうございました

アルファポリス出版社の公開オーディションにかけさせていただいていました、
童話「小さなつばめとりんごの木」ですが、
昨晩オーディションの公開期限が過ぎました。

多くの方から応援していただいたのですが、
残念ながら出版審議予定の300ポイントには達しませんでしたが、
筆を入れ直して、各出版社を回り、本にできるよう努力していきたいと思います。

今は心身ともに力が足らないため、少し時間がかかりそうですが、
これだけ多くの方に支持していただいた作品ですので、
何とか世に送り出せるように頑張りたいと思います。

応援をいただいて本当にありがとうございました。
何とか気力を振り絞って、書きかけの次回作を書き進めていきたいと思いますので、
よろしくお願いいたします。

みなさま、たくさんの応援、本当にありがとうございました。
色々なことが考えられなくなっていますが、
しばらくは作品を書くことにお時間をいただければ幸いです

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