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April 2005

April 30, 2005

おれが
わたしが
君が
あんたが
おまえが

「が」って言葉が増えるたびに
ぎすぎすした気持ちになるのは
俺の気のせいかな



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April 28, 2005

いろんな人がいる

無謀とも思える壮大なことを考える人は
世界を変えるきっかけを作る人

遙か遠くにあるゴールに向かって
歩き出す人は
きっと世界を変える人

その後ろ姿を笑う人は
人生の素晴らしさに気付かないまま
一生を終える人

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April 27, 2005

此処(ここ)ではないどこかで

「お前、いるだけ邪魔なんだよ」
「うぜえんだよ」
「バイトの子の方が仕事ができるってどういうことよ」

ひどいことを言われたね
つらかったね
でもね、君はみんなの言うような
価値のない人なんかじゃないと思うよ

なぐさめじゃないよ
ほんとだよ

此処ではないどこかで
君を必要としている人が絶対にいる

少し元気が出てきたら
もっと外の世界を見てみよう
飛び込んでみたい世界を見つけたら
必死にしがみつこう

つらいこともあるかもしれないけど
今のような苦しい思いをすることはないはず

きっと生きてることを楽しめるはず
生きててよかったと思えるはず

ひょっとすると
今、君をののしってる人たちは

「本当の居場所へ向かえ」って
君の背中を押すための
憎まれ役をかってくれている人かもしれないね

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April 20, 2005

スランプ

一転して関東地方は寒くなりました。

こ、こういう展開に弱いのよ。
気温が変化すると、とたんに眠くなってしまうという体質のため
全くペンが進められなくなる。

千載一遇のチャンスが目の前にあって、時間との勝負だというのに
動け動け動け 俺の体

夕刻、低気圧が移動してようやくなんとかなったけど、しかししんどいわ~
スランプを見事打破して、アイデアを絞り出せるか、今夜が山場だと思います

頑張るぞ~

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物語は成長する

アルファポリスという出版社の公開オーディションに
出させていただいたところ、早速、購入予約をいただきました。

ありがとうございます。とはいえ、後200人以上の予約が入らないと
出版化は検討してもらえないので、先は厳しいですけどね

購入予約していただくのに、メールアドレスの登録とか、
お届け先住所の入力とか、こまごましたことを入れないといけないので
ちょっと面倒なのですが、それにもかかわらず支持していただいた方が
いらっしゃるのは嬉しい限りです。

まだ、ご覧になっていらっしゃらない方、無料で全文読めますので
よかったらアルファポリスのサイトへアクセスしてみてくださいね

★アルファポリス 小さなつばめとりんごの木 無料試読・購入予約・出資サイトへ
http://www.alphapolis.co.jp/dream.php?ebook_id=1111105&order_kind=2

それでね、話は変わるんだけど、ご購読予約いただいた 
そらのあおさんから、イメージイラストのプレゼントをいただきました。

これがねえ、とっても素敵で僕一人で見るのはもったいないので
ブログにアップさせていただくことにしました。
(あ、掲載許可はいただいてますので、念のため)

ringonoki


素敵でしょ? ネタばれになっちゃうから、あんまり詳しくは書けないけど、
この物語のラストのシーンのりんごの木と最後のおわかれをしなければならない
つばめの悲しさがよく現れているように思います。

やっぱりイラストが入ると、物語がまた膨らんでいくよねえ。
昔、子どものころに読んでもらった赤い鳥文庫とかを思い出します。
きっとこの作品を読んでいただいたみなさん、一人一人の中で、
この物語は独自のイメージが膨らんで成長していってるんでしょうね。

アルファポリスさんの公開作品には、ブログで書いた末文はカットせざるを得なかったんだけど
この作品は、りんごの木が命を失うこともいとわずに、羽を傷めたつばめをいたわるという
お話です。

このストーリーの中に、僕は、自分より弱い存在をいたわることを忘れた今の時代を省みてほしい
という願いをこめました。
昨今のニュースを見るまでもなく、今の時代は愛情が欠落しています。
子どもの虐待問題しかり、容易に人を殺めようとする人たちしかり、戦争をも辞さない
国家間の緊張、これらは全て愛情の欠落が人々の心の中に積もって膿んだ現象と言えるでしょう。

私自身、経済や政治についてはリアリスティックな考えを持っていますので、全ての国が武器を捨てて
国境を自由に行き来するような時代を実現するのは、非常に難しいと思っています。

とはいえ、どんな国の人であれ、自分や周囲の人を傷つけたり殺したくはないはず。
一人でも多く、この物語のりんごの木のような心を持った人が増えてくれれば
もっと穏やかな時代を取り戻せるのではないでしょうか。

そういう意味で、僕はこの物語ができるだけ多くの人に届いてほしいと願っています

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April 17, 2005

児童書ってどうなんだろう?

以前ブログで公開して、ずいぶんたくさん感想をいただいた童話
「小さなつばめとりんごの木」を、アルファポリスさんという出版社さんの
オーディションに出してみた。

この出版社さん、ちょっと変わったシステムを採用している。
本になった時、購入してくださることを約束した方が300人集まるか、
一口一万円の出資金が60口集まると、出版を検討してもらえるというもの。

先行予約してくださった方には、著者のサイン入り特別本を、
出資者の方には、それに加えて著者が受け取る印税のうち、
数パーセントを受け取れる権利が発生するという特典があるのも特徴。
(ちょうど欧米のブックファンドみたいなシステムですな)

そうそう、無料で読めますので、よかったらアクセスしてみてください

★アルファポリス 小さなつばめとりんごの木 無料試読・購入予約・出資サイトへ
http://www.alphapolis.co.jp/dream.php?ebook_id=1111105&order_kind=2


この作品、アクセスの少ないこのサイトで公開していたにしては、
ずいぶんたくさんの方から感想をいただいた。
それだけじゃなくて、学校や地域コミュニティの
朗読劇に使いたいといったオファーも、ずいぶんたくさんいただいた経緯がある。

そのこともあって、複数の出版社さんから企画として
検討してみたいというお話もいただいたんだけど、
結局全て流れてしまった。

というのも、読者層になるお子さんが減っているので、
ビジネスとして苦しいということらしい。

最初は、僕が児童書の実績がないから流れたのを言いづらくて、
そういう回答を下さったのかなと思ってたんだけど、どうやらマジらしい。

少子化ということが言われてるけど、本当に子どもの数が減ったんだなあ。
僕が小学生くらいの時って、1クラス45人で1学年7クラスくらいあったのに
今時はせいぜい1クラス30人・3クラスくらいが普通なんだそうだ。

大変な世の中になったなあ…そんなに子どもが減ったのか
大丈夫か? ニッポン

それにしても、ビジネスにならないという理由で、子供向けの良書が
世に出ていかないシステムができつつあるというのは残念だ。

子どもの頃、新見南吉のごんぎつねとか、
へレン・バンナーマンのちびくろさんぼ
(差別的表現があるということで88年に絶版になったが
最近復刊したらしい)とか、斉藤隆介のモチモチの木
(30年以上売れ続けている超ベストセラー)とかいった
いい本にたくさん出会えたのは、幸運だったのかなあ

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ちびくろ・さんぼ
★17年ぶりに復刊 4月中旬まで予約受付中 税込み 1050円

ごんぎつね
偕成社 税込み 1470円

モチモチの木
30年以上売れ続けている超ベストセラー 岩崎書店 1470円

大人も読めるストーリーや表現に書き直すことを条件に
オファーが来たこともあったんだけど、
もともとお子さん向けに書いたものなので、結局断ってしまった。

ふだんは柔軟な考え方をするんだけど、
こと、この作品に限ってはなぜか書き直す気にならない。

たしかに小学校低学年くらいの子が読むには、
少し難しい表現もあるので、書き直した方がいいというのはよく分かるんだけど、
これ以上平易に書いても、きっちりとした筆致を重ねても、
何かが消えてしまうような気がする。
(そもそも、それくらいの年齢の読者を想定して書く場合、
いくらルビを振ると言っても、こんなに漢字を多用しない)

正直いって、自分でも何を書きたいのかよくわからない作品である。
加えていうなら、それを支持して下さる方が多数いらっしゃることも理解不可能だ。

今回、件のオーディションに出したのは本になることを
期待してるのもあるんだけど、気に入って下さる方がどれくらいいるのかということの方が、
どちらかといえば興味がある。

(購入や出資を約束して下さる方がいることだけを、
読者の方の支持と見るのは短絡的かもしれないけど、
一応の基準にはなるだろうから)

それにしても、突然生まれてきたこの物語り、
一体何を言いたいんだろう。
もう少し時間をかけて育ててあげれば、自分から何かを話してくれるかもしれないな



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April 14, 2005

日本が戦争を始める日

本になるかどうか未知数の単行本(そうなることを信じよう)の
原稿を書き進めていたら、あっという間に夕方。
夕刻、先日企画書を提出していた出版社の編集者さんから連絡あり。
話が進展しそうな様子。ありがたいことです。

夕刻、飯を食いながら、最近疎くなってる時事的なニュースにまとめて目を通す。
(複数の本の原稿だけじゃなくて、単発の仕事の原稿書きをやってると
 ほんとに時間がなくなるもんねえ)

なんだかなあ…世の中騒々しくなってますなあ。
堀江氏のニュースはさておいて、韓国の竹島問題デモや中国の反日デモの記事
の記述については大問題だと思う。

確かに、デモにかこつけて大使館員や一般の人に怪我を負わせた中国人について
日本政府ならびに被害者は、当該者の処罰や被害賠償の請求を行う権利はあるし、
また中国政府は外交ルートを通じて真摯な声明を出し、良好な外交関係の維持に努めるべきである。

ただ、中国政府ないし中国の人全てが日本に敵対感情を持っているかのような
イメージを受けかねない日本のマスコミ報道は問題だと思う。

報道されているデモは実際に行われていることだが、
事実の全てを写しているわけではない。
以前、このブログで、「メディアを疑え」という文章を掲載したことがあるが、
マスコミ報道は、事実を伝えてはくれるものの、必ずしも真実を伝えるものではない。

映像の編集の方法によってはあたかも、別の意図があるかのように見せることも
十分可能だからだ。

乏しい私の北京語の知識を総動員してみると、こと中国に限っては
今回のデモについて反対意見を唱えている
人たちもいるし、実際デモの中で日本人に暴行を加えようとした人たちを
止めようとした人たちも少なからずいるようだ。

以前のサッカーの試合の際にも同様の問題が起きたが、暴徒化した一部の中国人から
日本人を擁護した中国人たちの報道は一切されなかった。

欧米では、学生時代にメディアリテラシーというカリキュラムを受けて、マスコミ報道の
裏側にある事実を読み解くトレーニングをするそうだが、悲しいかな日本人は
情報を読み解こうとする意識すらないので、マスコミ報道を真実の物として鵜呑みにしてしまう。
場合によっては虚飾された報道によって大衆が暴徒化してしまう可能性を常にはらんでいる。

この良い例が関東大震災であろう。
大正時代に、関東大震災という地震があり、東京一円が大打撃を受けたことがあった。

その際、現在でも結構な部数を発行している某新聞が、朝鮮半島出身の人たちが
井戸に毒を投げ込んだという報道をしたせいで、一部の日本人が暴徒化した話は有名である。

この事例を考えると、外交問題に発展しかねない今回のデモ報道は、もう少し
慎重な態度で望むべきであっただろう。

ちなみに、日本人全体がこのような暴挙に繰り出したと
国際社会から非難されているようだが、それは間違いである。
やはり今回の中国のデモ同様、朝鮮半島出身の人たちを擁護した日本人がいた。
加えていうなら、これらの暴動を鎮圧し、
朝鮮半島出身の人たちの安全の確保に努めたのは当時の陸軍と警察組織だった。
※皆の前で毒が混入しているという井戸水をくんで飲んで見せ、
安全だということを示してみせた、東京都北区の警察署長の記録が現在でも残っている

このように、事実が報道されないせいで、日本が国際社会から
批判を受けている面があるのも事実である。

紙幅がないので詳細な記述はできないが、
今回の中国のデモが起きた一因に、第二次大戦後、
日本政府がまだ貧困から立ち直っていない時代から、
今日まで、政府開発援助(ODA)をはじめ、多額の経済援助と
技術提供を行ってきた事実が中国で報道されていないことも
一因にあるのではないだろうか。

もちろんこれらの行為だけで十分謝意が伝わるとは考えていないが、
決して日本が裕福ではなかった時代から、苦しい財政の中、
何も言わずこれらの行為を行ってきたを考えると
謝意があるものとして十分評価されていいように思う。

これらの事実が報道されずに、政府首脳陣の
靖国神社参拝などだけがクローズアップされると
あたかも日本人が先の大戦について
何の感情も持っていないかのように中国の人たちに思われても仕方ないだろう。

これについては、日本はその事実を示し、
批判に対して中国の人たちと論議を重ねるべきであると思う。

竹島の問題についても同様である。
韓国政府は、日本の教科書から竹島は日本の領土であるという記述を
削除するよう要請してきたそうだが、まずは領土権の決着を着けるために、
日本の提唱している国際司法裁判所に
領土権の所有の判断を委ねるのが正論だろう。

(そもそも竹島問題は、日本が第二次大戦に負け、
サンフランシスコ講和条約を受け入れる前に、韓国の李承晩氏が
 日本の合意を得ずに領海のラインを引き(李承晩ラインという)
竹島の領有権を主張したことが問題の発端になっている。
 その際に、領海を侵犯したとしとして1000人以上の漁民が拿捕され
 5人が亡くなっているが、韓国政府は死亡者とその遺族に対して
 未だに正式な謝罪を行っていない)

このような事実を見るにつけ、日本政府が正当と思われる主張すら行わないことが
僕は奇妙でならない。
まるで、沈黙を守り通すことで諸外国の批判を煽り立て、国民の目を諸外国に逸らそうと
しているように思えるのだ。

これらの事件で論議されることがなくなってしまったが、わずか数年の間に
日本が自衛隊の再軍備を強化し、海外まで部隊を派遣している事実があるのを
すっかり忘れてしまっているようだ。
(これもまた紙幅がないので詳細を避けるが、
 海外まで陸戦部隊の兵士を派遣できるということは
 自衛隊が他国を攻撃できる能力を有したということでもある)

このような動きを過去の歴史に重ねてみると、日本が第二次大戦に参戦した経緯に
非常に似ていることに気付く。

先の大戦は、国民が高揚している間に、
ずるずると戦争になだれこんでしまったという教訓が
あったはずだが、日本はまた同じ轍を踏もうとしているのではないだろうか。

それが国民の総意であれば従うのが民主主義社会のルールというものだろうが
決してそのような民意はないはずである。

日本が第二次大戦に参戦した日は、至って穏やかな日だったそうだ。

かつての悪夢の始まりだった日が、再訪しないことを願ってやまない

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April 12, 2005

最終選考通過

とある有名な俳句賞の主催者から、最終選考通過の連絡をいただく。
はて、俺、いつそんな賞に応募したっけ
最近、自分の本のことで忙殺されていて、
公募小説もとんとご無沙汰になっているのに。

ああ、そうか。そういえば二ヶ月ほど前に
酔っぱらって、仕事先のデザイン事務所から
ネットで応募したっけか。

6句ほど投句して、一つだけ最終選考に残ったってわけだね。
文学関連だと、賞は、地方の文学賞しかいただいたことがないので
素直にうれしいですな。
7月上旬には当落に関係なく結果を知らせていただけるとか。
その間、自分の仕事を進めながら吉報を待ちましょう。

さてさて、浮かれている間にも、今日のお仕事。
諸々の原稿を書いてはクライアントに送り、合間を見て
自文名義の単行本の原稿を書き進める。

出版社さんからオファーが来ているのが3冊
自分の持ち込みの企画が2冊。

計5冊の企画を同時に進行させているので、目が回りそうだ。
原稿が出来上がるまで、出してもらえるかどうかは何とも言えないけど
全部原稿が本になったら一挙に5冊出すってことになるのか。

そうそううまくいかないのがこの業界の常だけど、そんな大仕事を
一人でこなせるようになったことは嬉しいね。

実用書なんかで、他のライターさんと共同で一度に数冊の本を書いたことは
あるけれど、自分一人でこれだけの原稿に向かうのは初めて。
壁は目の前にいくつもあるけど、全てをを乗り越えた時、
もう一つ先のフィールドへ進めそうな気がする。
焦らず、かつ、アグレッシブに進んでいきたいね。

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勇気がわいてくる世界の名言

自著の企画を進めるために、資料探し。図書館はもちろん、古書店、書店をぐるぐる回る。
昨日は、思いっきり無駄な時間を使ったから、取り返さないとね。
焦って資料収集をしていたら、何気なく飛び込んだ本屋さんで、面白い本を見つける。

勇気がわいてくる世界の名言・はまの出版
おりょりょ、自著を出させていただいてお世話になってる版元さんの新書だ。
どれどれってな感じでページをめくったら
すごく面白かったので衝動買いしてしまった。


勇気がわいてくる世界の名言

何を隠そう私、松沢は「名言フェチ」でして、その手の本は必ず目を通します。
他にも「医」をめぐる言葉の辞典(青土社)とか、この手の本は読んでてためになるし
いろんなことに気付かされますな。
名言って、しごく当たり前のことだったりするんだけど、悲しいかな、
その当たり前に気付かないのが人間というもの。

中には聞いたことのある名言もあったんだけど、読み進めるうちに
忘れていたことにふと気付いたりして、非常に有意義でした。
でもまあ、こういう本が求められる時代ってことは、それだけ
今までの常識が通用しなくなって、生きるのが難しい時代になったってことなんでしょうね

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April 10, 2005

忘却曲線

困ったもんだ。
最近、ほんとに忘れっぽい。
仕事をいくつも抱えている時とか、緊張している時は、
ちょこちょこメモを取ってるからミスはないんだけど、
ちょっと気が緩むと、ものの見事に忘れてしまう
(メモを取ることすら忘れてしまうわけだね)。

このまま行くと、体中にメモを貼り付けて移動しないといけないかも。
どっかで見た映画みたいだ。大丈夫か俺?

昔、エビングハウスなんていう脳神経生理学の専門家が
人間の記憶はよほど印象に残らないものは簡単に忘却してしまう
ということを証明してみせたらしいけど、そんな退屈な毎日を送ってるわけじゃ
ないんだけどなあ……

何はともあれ、仕事に大きな穴をあけないように、注意しようっと
今日も資料収集&原稿書き
で、資料収集の合間に村上龍氏の新書「半島を出よ」を読む
半島を出よ(上)

半島を出よ(下)

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イベントで賑わう福岡ドームを突如、得体の知れない集団が占拠
混乱の最中、集団は北朝鮮の反乱軍を名乗る、という
時事的な軍事&パニック小説なのですが、さすがにベテランの作家さんだけあって
ストーリーの展開に余裕すら感じる。

僕の勝手な憶測なんだけど、村上氏はおそらく、軍事や対北朝鮮問題
(ひいては日米間の安全保障上の問題なども)について、専門家をしのぐほどの
知識を持ってはいらっしゃらないだろうから、取材には相当苦心されたことだろう。

それゆえにこの小説には、軍事に関する記述や、安全保障上の問題についての
記述が薄いような気がするんだけど、そこを大半の読者が
「ほとんど軍事に関する知識を持っていない」ことを意識して、あえて
記述を濃くしなかったとしたら慧眼だと思う。

同じ北朝鮮による軍事パニックをテーマにした映画化される福井晴敏氏の「亡国のイージス」も
亡国のイージス

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手に汗握るシーンの連続で面白い小説だが
北朝鮮のスパイに洗脳された自衛官らが、海上自衛隊のイージス艦を乗っ取るという
設定ゆえに、軍事シーンの連続で、これらの知識がない方にとっては
読み進めるのが辛いストーリーになっている。

(とはいえ、それなりのコアターゲット層を狙っているだろうから、ビジネスとしては
十分成立するとは思うんだけど)

小説を書く人は、自分の作品をビジネスに結びつけることを嫌う傾向があるけど
市場に出した後の作品は商品であり、多くの方に読まれることで
自分が次に出す本を書く機会を与えられるのだから、
どうしてもビジネスに結びつけることを意識せざるを得なくなる。

このあたりに葛藤のあるアマチュアの(自分も含めて)作家さんは、
この両作品を比較しながら読むのは、勉強になるかもね

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April 09, 2005

本屋大賞受賞作は……

前々から注目していたこの賞 本屋大賞
本屋大賞というのは、簡単に言ってしまうと
全国の本屋さんが選んだ本の中で、書店員さんが
この本はぜひお客さんに勧めたいという作品に与える賞です。

そういう趣旨の賞なんで、受賞することよりもむしろ
ノミネートされて最終選考に残った本がどういうものかが
ビジネスとして本を作っている身としては
興味があるのですが(読者の方がどういう本を読みたいか
知ることができるわけなので)やはりピンを取った本というのは気になる。

で、栄えある受賞に輝いたのは恩田陸さんの「夜のピクニック」








夜のピクニック


夜のピクニック



著者:恩田陸

出版社:新潮社

本体価格:1,600円

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夜を徹して80キロを歩き通すという、高校生活最後の一大イベント
「歩行祭」で起きた奇蹟をテーマにした青春小説。
みずみずしい表現が光る素晴らしい作品ですな。
恩田陸さんというと、集英社の小説すばるで連載されておられた
時空間SF「ねじの回転」のイメージが強かったので、この作品は正直
意外でした。
うーむ、片山恭一さんの「世界の中心で愛をさけぶ」といい、
ある意味ジュブナイル(思春期)的なテイストが織り込まれた作品が
売れるのは、時代の流れなんでしょうか。

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おかげさまで

先日リリースさせていただいた小説「埋もれ行く恋」ですが
評判は上々のようです。
まだお話はできませんが、色々と企画もありますので
多くの方の手に取っていただけるといいですね。

今回は電子出版ということなんだけど、あらためて
版元さんからもらった出版用のファイルを見てみると
時代は変わりつつあるんだなあ…と思う。

画面で長い日本語を読みやすいように
ふつうの本のページをめくる感覚で読めるようになってるし
画面で長文を読むのが苦手な方のために
プリントアウトして読むことも可能になっている。
テキスト以外のファイルを入れることも可能になってるから
ちょうど音楽CDの中に、PC用のマルチメディアコンテンツプログラムを
投入して出荷するような仕掛けも可能みたいだ。

電子出版というと、なんだか実験的な要素だけが目立ってたような
気がするんだけど、大手の出版社も続々参入してきてるようだから
あと数年もすれば、かなりの本がこのような形で出版されるようになるかもしれないね。
紙の本を長年作ってきた身としては、複雑な心境ですが、これも時代の流れだし
頭をやわらかくしてついていかないといけないなと思う次第でありんす

さてさて、そんなノスタルジックな気分はさておいて
本日も徹夜。新しく出す(かもしれない)自著の資料収集作業の真っ最中です

なかなか根気のいる作業ですが、これも大事な仕事。ファイトあるのみっす

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April 06, 2005

こんな本を読んでみた

昨月末から今月頭は、年度末、年度始めということもあって
大忙し。移動する仕事がやたら多いです。

移動中はもっぱら読書の時間。
不思議と電車とかバスで移動してる最中の読書ってリラックスするんですよね。
最近の心の安らぐ時間の一つになっています。

文章を書く仕事に就いてから
圧倒的に本を読む機会は多くなったんだけど、資料探しのためとかに
本を読むわけなので、純粋な意味での読書とはちょっと違う。

加えて本を読んでないときは、なにかしら文章を書いているので、
ますます読書をする時間が無くなっております。
そんな理由から移動中に本を読むようになったんだと思う。

良い文章を書くには、できるだけ多くの本に触れるのがいちばん。
仕事が忙しくなると、読書をして自分の文章の薬嚢を肥やすことができるので
ますます文章を磨けるという、よい循環ができつつあります。

昨月末から今月頭に読んだ本は25冊
週刊誌や漫画を入れたら、84冊
(漫画の方が多いじゃないかとつっこみを入れないように
 この中には資料収集のための本や仕事のための専門誌も入ってるのさ)
その中で、面白かった本をピックアップして紹介

問題な日本語どこがおかしい?何がおかしい?

問題「な」日本語 大修館書店 編
「こちらきつねうどんになります。ご注文は以上でよろしいでしょうか」って、おい
ほっぽっとくと、これ、きつねうどんになるのか?
意味は分かるけど、思わずツッコミを入れたくなるおかしな日本語をメッタ切り
文法的・用法的におかしな日本語の例をあげて、正しい使い方を説明。
発売元の大修館書店さんは、国語辞典を作っている出版社さんなんですけど
全然硬くなく、かつ教養になる本になっているのは素晴らしい。

それにしても、日本語って複雑だよなあ。俺も知らないことがあったですよ
(って、これは間違った日本語かな)


アウトローハードボイルド

香納諒一 アウトロー
ハードボイルド作家 香納諒一氏の短編作品集。
世間に背を向けて生きる男達をテーマにした
短編作品集。香納さんの作品を拝読するたびに、
どうやったらこんなに切れのいいタッチの
短編が書けるんだろう…と、呆然としてしまいますな。
ほんと、文章を使って「小説」という物語り世界を構築する難しさをいやというほど
思い知らされるすごい作品ばかりですわ。


ワルの知恵本マジメすぎるあなたに贈る世渡りの極意

ワルの知恵本 門昌夫・他

アウトローに生きる人たち(要するにやくざさんね)の処世術を
ショートエッセイ形式でまとめた本。
アウトローな方たちのリアルな生き様が見られるかな、と期待したのですが
さすがにそこはビジネス。実際の日常生活の中で困る
対人関係やビジネスでの交渉方法のノウハウに昇華されているのは、ある意味見事
そういう意味では、文芸書というより、実用書といった方がいいのかもしれないね

誰も知らない男なぜイエスは世界一有名になったか

誰も知らない男 イエスはなぜ世界一有名になったか 
ブルース・バートン著

1984年に発刊された書籍「イエスの広告術」の復刊版
日曜の礼拝の時に教会で、とくとくと神父から聞かされる「キリスト」の話は
バートン少年にとって退屈極まりない話だった
(僕もそうだったので、それはよく分かる。ほんと子どものころって
ミサの時間ってすごく長くて退屈なんだよねえ。堅苦しすぎるのが
カトリックのいかんところですな)

神父様は、キリストは世界全体の罪を背負って十字架にかかったって言ってるけど
本当はどんな人だったんだろう。
ふとしたきっかけから、人としてこの世を生きたイエス・キリストに興味を持ったバートン少年は
意外な事実を知る。
大工として働き、自分一人で家一件を立てられるほどパワフルだったこと。
酒場で起きた諍いを腕力に任せて一人で鎮めてしまったこと。

その数々のエピソードを見ると、いばらの冠をかぶせられて十字架にかけられた
やせこけた弱々しいキリストの像のイメージとは
ずいぶんほど遠いことを知っていく。

ますます、興味を持ったバートン少年は、長じるにしたがって
なぜキリストがこんなに有名になったのかを探るようになる。
やがて青年となり、ビジネスマンになったバートンが気付いたのは
キリストが現代にも応用できる天才的な広告戦略を持っていたという
ことだった。

孫子の兵法のキリスト教版といった感じもしますが、なかなか面白い本ですよね。
ビジネスにおいても、人の心に触れることが
最大の広告戦略といっても過言ではないのですが、
この本はその真をついているような気がします。
視点を変えて読めば、物が売れないこの時代、営業マンやビジネスマンの方にとっては
お客様のハートをわしづかみにするためのバイブルになるかもしれませんな。
カトリックの方が書いた本にしてはずいぶん斬新な本だと思います

そうそう、話は変わってちょっと真面目なコメント
カトリックといえば、ヨハネパウロ二世教皇の帰天の報に
慎んで哀悼の意を表したいと思います。

旧ソビエト連邦の圧力下にあったポーランドに生を受けた、幼き日の教皇の
毎日は殺戮を目の当たりにする連続だったといいます。

そのことがきっかけになって神学を志されたのでしょうか。
神父となってからは、一貫して戦争に反対し、
主の導きによって教皇となられた後も、
世界129カ国を精力的に訪問し、クリスチャン以外の人にも
平等に人として生きる権利や愛情を受ける権利が
与えられることを政府や首脳陣に訴え続けられました。

(日本にも1983年に訪問され、東京、広島、長崎で
 原爆のことや第二次大戦で犠牲になられた弱き立場の方たちに祈りを
 捧げられたのは記憶に鮮明に残っています)

どうか、教皇様の志が全てのキリスト者に伝わりますように

加えて一つ罰当たりな祈りを捧げるなら
神の代弁者と名乗り、反論や抵抗できない
弱き者や、女性に性的な暴行を加えようとするキリスト者から
一刻も早く法衣を奪ってくださいますように アーメン

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April 05, 2005

本日発売

日付を一日またいで仮眠を取り、また仕事。
年度始めって、毎年こんな感じなんだけど、結構タイト。
まあ、今月末くらいからひまになるんだから、仕事があるうちに
がしがしやっておかないとね。

そんな中、大先輩ライター吉村智樹さんのイベントで知り合った
編集者さん・大浩建設さんからお仕事のお問い合わせをいただく。
ありがたや。で、早速都内某所へ打ち合わせに。
終わり次第神奈川方面に回帰。また打ち合わせ。

明日はまた東京で某出版社さんに自著の打ち合わせに行く予定
東京と神奈川・埼玉方面をぐるぐる回る毎日

なんだか回遊魚みたいな生活ですな。マグロか、わしは?


福岡の文芸サイト マチと物語りさんで昨年6月から8月にかけて
連載させていただいていた拙著「埋もれ行く恋」が理想書店さんで
本日より発売と相成りました。

単なるスイートな恋愛小説じゃなくて、医療問題とか(特に生命倫理の問題とかね)
専門的な話をサブテーマに扱っているので、資料調べが大変でしたが
好評を博しているようです。ありがたや。

今回は、電子出版ということで、紙の本ではないのですが、
これがまあ、なかなか読みやすくできてる。
とかくPCで日本語の長文を書くときに問題になる縦書き表示ができるし
ページをめくるように、読み進めることができる。

ボイジャーという会社の T-timeというプラグインソフト(無料)が
必要になるんだけど立ち読みもできますので、よかったら読んでみてくだされ
ただし、数分でスクランブルがかかって、読めなくなりますが、ぱらぱらとは読めるですよ。

埋もれ行く恋 上巻(立ち読みページへ)

埋もれ行く恋 中巻(立ち読みページへ)

埋もれ行く恋 下巻(立ち読みページへ)

上、中、下巻の全三巻で各々210円(合計630円)
もちろん、御購入いただくと、自分のPC上ではスクランブルがかからずに読めますし
印刷して読むこともできます。時代はどんどん進化していくのねえ。

まあ、よろしかったら話の種に、一度アクセスしてみてください

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April 04, 2005

せっかくの桜なのに

地震はあるわで、今年は本当に不安定な天気が続くけど
ここにきてようやく温かくなってきましたね。

地獄の年度末を終えて、ようやくRESTART
気分も新たに、様々なことに取りかかっております。

相変わらず、色々な事務所を移動しながら仕事するという
浮き草暮らしですが、この時期は外に出てもうららかな雰囲気で
いいですね。

硬かった桜のつぼみもようやく開きはじめたし、野の草も芽吹いて
季節が動いているなあって実感します。
と、思ったら今日は雨。何でも気温が9度まで冷え込むのだとか

花冷えって言葉があるけど、せっかく開きかけた桜が散ったりしないよねえ。
たった一日の雨にたたられたせいで、また花を付けるために
一年間ずっと努力してきたことが水の泡になったら可哀想だもの。

え? 桜が努力なんてしてるのかって?
この時期の桜って、花びらだけじゃなくて、樹の皮も、樹液も
ピンク色に色づいているんですよ。
染織家の友人曰く、この時期の桜の樹皮を使うと、
えもいわれぬ桜色が得られるんだそうな。

花びらを色づかせるために、桜の木は全身にエネルギーを
たぎらせているのだそうだ。
それを思うと、花が台無しになったら気の毒だよねえ。

そんなわけで、雨、やみますように。
個人的には、瀟々と降る雨の中に舞う桜というのも、また
風流だなあと思うのですが。桜にとってはやっぱ迷惑な話かな

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